EF30形は、九州電化にともない門司駅構内に設けられた交直セクションを通過するために設計された交直両用機です。
1960(昭和35)年に試作機の1号機が、続いて1961 (昭和36)年から2~17号機の量産型が、そして1967、68 (昭和42、43)年に増備型が製作され、下関~門司間の関門トンネル区間の専用機関車として使用されました。車体は塩害防止のため、ステンレス製コルゲートの中に彩色を施したナンバー、メーカープレートを取り付け、1台車1電動機の駆動装置と共に数ある国鉄電機の中でも異色の存在として旅客は単機、貨物は重連で使用されていました。今回は、量産型をモデル化いたしました。