EF30形 1号機は関門トンネル区間専用機関車として1960(昭和35)年に三菱で落成しました。
車体は塩害防止の為ステンレス製、1台車1電動機の駆動装置と引張棒による引張力伝達を採用し共に数ある国鉄電機の中でも異色の存在として旅客は単機、貨物は重連で使用されていました。
1号機と量産型では素子の数や屋根上の機器配置も違い、車体も平板でコルゲートが施されてなく、赤帯びが車体周りに巻かれ、前後台車砂箱の向きも異なり、
車体長も1300mm量産型より長く、かなりのオバーハングとなっており、量産型とはかなり外観が違った機関車になっています。