EF63形は1963(昭和38)年に量産車が登場、量産先行機データを基に各部に改良が施され、その第一陣として2~13号機の計12 輌が製造されました。1 号機との外観の違いは前面窓上部に水切り設置、ワイパー、スカートの形状の変更、蓄電池搬出入口の設置、速度検出遊輪取付け位置変更、ジャンパー連結器の増設等があります。当時はまだ新型電機でも標準色がぶどう色2 号であったため、この一次型は茶色塗装デビューとなりました。
二次型以降は最初から新型直流電機の標準色である青15号/クリーム4号で登場、これにあわせて1~13号機もブルー
に塗り替えられました。