サロンカーなにわは、昭和58年に14系座席車を改造して登場した団体・臨時用客車です。外観・内装ともそれまでの団臨用の定番であったお座敷列車とは全く異なるコンセプトで作られたこの列車は、同時期に登場した「サロンエクスプレス東京」とともに欧風客車と呼ばれました。7両編成で車内は1列+2列の大型リクライニングシートが千鳥に配置された独特のものになっています。この座席は360度回転し、45度毎にロック機構が設けられているため、様々なシートアレンジが可能です。編成両端の展望スペースはソファーが固定されておらず、自由にレイアウトが出来ます。また、1号車は全室ラウンジとなっており、バーカウンターが設置されています。
登場当初の塗装は深い緑色と金色の塗り分けでしたが、平成6年に更新工事を受けた際に金色の部分が黄色となり、幾分軽快な印象になりました。
今回は、登場時と更新後の2種類を製品化致しました。