C60形は、東海道・山陽線等、主要幹線で活躍をしていたC59形が電化の伸長のため余剰になり、この機関車に2軸従台車を採用し軸重軽減を施し、低規格路線でも使用できるように改造した機関車です。種車となったC59形は戦前・戦後に生産されたために、C60形は戦前型ベースをNo.1~39、戦後型ベースはNo.101~108とし番号で区別しています。C60形はハドソンタイプとしてはC61形・C62形の後に登場したが、空き番号となっていたC60形が割り当てられました。C60形は東北・常磐・鹿児島・長崎線で活躍しましたが、この中でも盛岡機関区所属のC60形は、シールドビーム・旋回窓の他、煙突の左右に防煙装置を備え、独特な雰囲気を醸し出していました。今回模型化致しましたC60形は、盛岡機関区の鋳造構造2軸従台車に台枠テンダーを持つ機関車をモデルにしています。