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模型サイト お知らせ 「現役時代の蒸気機関車」写真コンテスト 結果発表!

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「現役時代の蒸気機関車」写真コンテスト グランプリ作品決定!



「現役時代の蒸気機関車」写真コンテストの審査会が、去る平成24年10月17日に開催されました。
宮澤孝一氏、志水茂氏の両氏と弊社社長である新本秀章によって厳正なる審査が行われ、入賞10作品(グランプリ1作品、入選3作品、佳作6作品)が決定しました。当コンテストでは62名・285点(モノクロ177点・カラー108点、いずれも組写真を含む)のご応募をいただきました。以上のたくさんのご応募作品の中から、グランプリに輝いたのは、渡辺亨様の「作業を終えて」でした。
選考の10点の作品は銀座本店入口通路(中2階)ウィンドウにて展示を行っております。
ぜひご覧くださいませ。

「現役時代の蒸気機関車」写真コンテスト 選者略歴

宮澤 孝一氏

昭和6年(1931)、東京の芝・高輪生まれ。昭和20年(1945)3月、浦和に疎開する。昭和22年(1947)、交通科学研究会、京都鉄道趣味同好会(タイト会)、関西鉄道同好会に入会とともに鉄道写真の撮影を開始。以後、撮り続けて60余年以上となる。この間、昭和28年(1953)には鉄道友の会に創設とともに入会。早稲田大学第一理工学部在学時には同大学の鉄道研究会の創設に参画。昭和30年(1955)年に同大学を卒業後、安立電気株式会社に入社。平成4年、アンリツテクニクス株式会社を退社。現在、鉄道友の会参与を務める。「鉄道写真・ジュラ電からSL終焉まで」「鉄道写真 続・ジュラ電からSL終焉まで」(弘済出版社刊)をはじめ執筆多数。また現在に至るまで「鉄道ダイヤ情報」(交通新聞社刊)誌上の“DJフォトコンテスト”選評者としておなじみ。東京・世田谷に住む。



志水 茂氏

都市計画コンサルタント、博士(工学)。JTB時刻表および鉄道ファン写真コンテスト等に入選歴を持つ。くわえて鉄道ファン鉄道ピクトリアル等の鉄道雑誌に執筆。またレイルマガジンの読者投稿ブログわが国鉄時代へも多数投稿。同ブログの常連として名を馳せる。ちなみにムック誌として刊行されている人気の同シリーズ わが国鉄時代(2011年10月現在、全6巻刊行)の「わが国鉄時代vol.5」ではその表紙を飾る。写歴45年。さいたま市・浦和区在住。



新本 秀章(弊社代表取締役社長)



選考風景(左:宮沢氏 右:志水氏)

入選作品

グランプリ 副賞:弊社製 1/80 16.5mmスケール蒸気機関車1台(発売中製品より任意のもの)

作業を終えて 渡辺 亨様
グランプリ作品

宮沢評:蒸気機関車が社会生活のなかにしっかりと密着していた時代、しかも雪の深い北の国ではその存在は不可欠であったことを印象づける重厚感あふれる画面です。ホームを足もとに気を付けながら歩く人々の姿がよい点景です。
志水評:停車中のD51733、そして作業を終えて引き上げてくる婦人部隊を捉えた作品です。厳しい寒さの中での「現役の蒸気機関車」を表現する生活感のある躍動的で印象的な一こまで、客観的かつ判り易い作品です。

入選(3作品) 副賞:弊社製TT-9スケール D51形蒸気機関車

雨中待機 田坂 清様
入選作品

宮沢評:折からの強い雨の降りしきるなか、悠然とつぎの仕業を待っている感のC58の姿は誠に心強い印象を受けます。機関車の後側面からの姿がこれほどまでに力強く感じる画面に出会ったことは記憶にありません。力感あふれる作品です。
志水評:全体的にハイキーでやわらかく仕上げたプリントからは、蒸気機関車をいたわる作者のやさしい気持ちを見つけることができそうです。抽象性・心象性が豊かな作品です。

一番列車 山本 俊彦様
入選作品

宮沢評:蒸気機関車に私達が強く心を惹かれるもののひとつに吐出す煙があります。雪が積る北の大地に進発する蒸機の力強い白煙が長く吐き出される光景に見飽きることはありません。 また果てしないロマンすら感じます。
志水評:少し低いプラットホーム、木造の待合室、そして通信線、もちろん支柱は木製。白い碍子、照明設備・・・。いつか模型で再現したくなるような「癒しの空間」を感じる作品です。半逆光気味の光線はより作品を印象的なものにしています。

夕陽の石狩川を渡る323レ 高谷 俊昭様
入選作品

宮沢評:数少ないカラー画面のなかでひときわ存在感たっぷりの作品です。厳しい撮影条件のなかスポーク動輪から輝く陽光と夕景が見事です。 志水評:汽笛が聞こえ、列車が通過するまでの時間、刻々と沈みゆく太陽にハラハラ、ドキドキの心情ではなかったでしょうか、そして、シャッターを押した瞬間の充実感、長い時間が積み重なっても作者の心情が伝わってくる作品です。

佳作(6作品) 副賞:NHK CD-BOX「昭和のSL 音の風景」

交換するキュウロク 吉野 聡様
佳作作品

宮沢評:東北のローカル線の一駅、9600形と9600形の行き交う一瞬を鮮明に捕らえています。 手前の機関車を大きく鮮鋭に描写しながらもやって来る9600も遠景ですがしっかりと写し止めて遠近感がとても魅力的です。雪景の背景もローカル感たっぷりです。
志水評:米坂線の一コマですが、中央に映し込まれた鋼索軌道が当時の産業、生活を語っており、「現役の蒸気機関車」を構成するワンポイントとなっている所がこの作品の見どころとして評価されました。

スタートダッシュ 村山 武敏様
佳作作品

宮沢評:猛然と力走する蒸気機関車のまさに晴れ姿と申すべき画面です。余すところなくストレートに蒸気機関車の魅力を見せてくれています。
志水評:非電化複線区間をゆく旅客列車。力強く煙を吐き、まい進する姿は、蒸気機関車ならではのシーンで、狙い通りの迫力に仕上がっている作品です。奇を衒った構図ではなく、見あきない安定した作品としての評価を受けました。

SLと子供たち 菰原 祥夫様
佳作作品

宮沢評:今となってはまさに垂涎の情景です。D60形がロザをひいて走る姿を見送る少年たちがシネマの一カットの様です。
志水評:機関士、助手と川遊びに興ずる少年たちとの間に会話が聞こえてきそうです。彼らの記憶の中にこの列車が残っているといいな・・・などと思ったりしました。それにしてもD60とスロフ62グリーン車の組み合わせは見逃せません。貴重な瞬間でしたね。

磨く! 島村 重一様
佳作作品

宮沢評:天皇陛下の乗られる列車(お召列車)を牽く蒸気機関車最終整備の最中のシーンです。特別な装備品と整備する職員の緊張感が印象的です。
志水評:重要な任務をひかえ、磨きだされた機関車はいつ見てもすがすがしく、モノクロ写真によりその表情を事細かに表現されています。機関車職場の職員の手により彫金された鳳凰の飾りは「現役の蒸気機関車」の姿の最高峰に値すると言えます。

山里の庫 柴田 保夫様
佳作作品

宮沢評:ひるさがりでしょうか、仕業が終ったC55形とこれから出発するC55達がひとやすみしている心が休まる様な情景が好ましい作品です。 志水評:順光とシルエットで捉えたC5527 とC55(であろうか)が作るシンメトリーがこの作品を構成する大切な要素となっています。庫の入口の微妙な隙間や水たまりが、黒くつぶれる画面周囲に小気味よいアクセントを与えています。

夜の勲炉駆(クンロク) 桟敷 正一朗様
佳作作品

宮沢評:余分なものをすべてカットして、機関区でつぎの仕業に備える蒸気機関車の前面だけをシルエットで捕らえた迫力たっぷりの画面は圧迫感にあらわれています。
志水評:シルエットを活用して機関車の息吹を感じさせるモノクロならではの作品です。妖しく光る機関車前面部の手すりや連結器は、シルエットで単調となる機関車前面に立体感を与え効果的で強く印象に残ります。

「現役時代の蒸気機関車」写真コンテスト を終えて

当写真コンテストの開催に先立ち、「真鍮の極み・蒸機まつり」とのテーマのもと催しを弊社銀座本店ならびに新宿店にて先に開催をしておりました。 この催しにさらに彩りを添えるイベントとして蒸気機関車をキーワードに日頃よりご支援・ご声援をいただいている皆様にご参加いただけ、ご一緒に盛り上がることのできる企画はないものかと、当写真コンテストを企画、開催するに至りました。
皆様ご存知のこと、本年は蒸気機関車C61形20号機が新たに戻ってきました。大きな災害にも負けず、多くの人々の胸を熱くし、勇気づけ、元気づけ、復興の旗頭を自らがとるかのように驀進するその雄姿は、彼が本当に生きていてわれわれに「負けるな、オレも頑張る」とエールを送っているかに映ります。
彼らが本当に生きていたあの頃。今のこの世界とは明らかに条件・状況が厳しいあの時代、デジカメもなく、地球温暖化の言葉もなく、ジェット機も新幹線もまだまだ気軽に利用できなかったあの時代に、さいはての雪の原野や東北の分水嶺、会津の里山や木曾の山中、はたまた灼熱の豊後・日向・薩摩…日本の津々浦々に運び、その姿を克明に、果敢にそして優しいまなざしで記録された作品の数々。ご応募者数:62名、モノクロ写真延べ177点、カラー写真延べ108点(いずれも組作品含む)というたくさんのご応募をいただきました。ただただ感謝を申し上げます。 また、当写真コンテストの作品選考を行うにあたり、宮澤孝一氏、志水茂氏のお二人にお力添えを頂きました。お二人は「あの頃」を知っている方々。当コンテストを決定づける選者として多大なるご賛同とご協力をいただきました。また選考に際してはいろいろなことをお教えくださいました。素晴らしい選考をしていただきましたことでコンテストを終え、ここに皆様にご報告することができました。 選にあがった方々、本当におめでとうございます。渡辺亨様のグランプリ作品は「満場一致」の堂々とした選考の結果です。そして選に残らなかった方々も皆様それぞれ素晴らしい記録・時間をわれわれ若輩にお教えくださいました。それはそれは嬉しい体験でした。本当にありがとうございました。 コンテストという形式ではおそらく弊社開催初となる当写真コンテストですが、さらに来年・再来年と開催して恒例化できると良いかと考えております。回毎にテーマを変えて開催するもよし、まだまだ発掘されていない目にしたことのない、皆様の記憶や机の引き出しやアルバムのなかに眠ってしまっている貴重な記録を探しに、今回と同じキーワードで開催するのもよしと次に向けての思いがいま膨らんでおります。 当写真コンテストにご応募いただいた皆様、ご賛同ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。 今後ともわれわれ天賞堂をよろしくお願い申し上げます。
㈱天賞堂 「現役時代の蒸気機関車」写真コンテスト 実行委員会一同

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