『SLばんえつ物語』号は新潟~会津若松間で運転されているジョイフルトレインでC57形180号機が牽引しています。1999年(平成11年)4月から運転を始めました。当時は新津~会津若松での運転で客車は6輌編成でした。翌年からは新潟発着となり、その年の年末より展望車(オハ12 1701)が追加されて7輌編成となっています。客車は当初、チョコレート色をベースに窓回りがクリーム色という塗装でした。2007年(平成19年)、C57形180号機の全般検査にあわせて客車もリニューアルされました。塗装はオリエント急行のプルマンカーのようなブルーとクリーム色の組み合わせになりました。また展望車内にあった売店を5号車(オハ12 316)に移設、このため、編成での定員は504名から468名に変更されています。この他、座席の改良やデッキの仕切り扉の自動ドア化等も行われています。
この『SLばんえつ物語』用12系客車は、通常C57形180号機に牽引されることがほとんどですが、『SLばんえつ物語』号が運転されない時期等には他線区等で他の機関車が牽引する場合もあります。
また、リニューアル工事が施工された2007年(平成19年)以降、C57形180号機はデフレクターを門鉄デフタイプに交換することもしばしばあります。2008年(平成20年)11月には、門鉄デフにかつての特急かもめ牽引機のような『波とかもめ』模様が装飾されました。