EF58形メモリアルシリーズ第2弾は、1953(昭和28)年7月の東海道本線名古屋電化用として増備された第3次増備車グループを主にプロトタイプといたしました。
正面大窓、パンタグラフPS14、避雷器は一部を除きLA12A形が搭載された48号機から68号機がこのグループに属しています。
色々な形態があるEF58形の中でも、最もEF58形らしいと人気があるのも、このタイプです。
名古屋電化以降、客車特急「つばめ」「はと」をはじめ主な列車の牽引は蒸機発生装置(SG)が搭載されたEF58形に代わり、東海道本線全線電化では通称「青大将」塗色の客車特急「つばめ」「はと」専用牽引機になるなど、時代と共に主要直流幹線においてEF58形の活躍は広範囲にわたるようになりました。
製造から年数が経つと共に改修工事等が行われ、当初の形態から変化していきました。
特に正面窓の変更はイメージを変えるものでした。58号機は早々と正面窓のHゴム化が実施され、第3次増備グループの56・68号機等も含めHゴム化が次々に実施され、人気のある大窓機が徐々に減ってしまうことになりました。
今回は、人気のある大窓機を主に、東海道本線・山陽本線を中心に活躍していた56号機大窓時代「ぶどう2号」塗色、58号機Hゴム時代「青大将」塗色、68号機大窓時代「青大将」塗色及びHゴム時代「青15号」塗色「出雲」代走牽引機、最後まで大窓であった66号機1灯下関時代及び2灯竜華時代、69号機広島機関区時代を模型化いたしました。