ED76形551号機は1989(平成元)年当時、輸送増加の一途をたどっていた津軽海峡線の機関車不足を補うために余剰になっていたED76形の514号機を改造した機関車です。
外観は屋根上機器と運転台側面窓のサッシ化等の変更が施され、ED79形に準じた内容に改造が行われました。塗装も赤色とグレーのツートンに白線帯というカラーリングに変更され異彩を放っております。
基本的には客車列車のみに使用されています。
その後輸送力の低下や、客車列車の電車化がささやかれるようになり、増備の予定もなく1輌のみの機関車となりました。
「北斗星」 「トワイライト」 「海峡」等の客車列車を中心に活躍しましたが、平成13年に廃車となりました。
今回、約10年ぶりにED76形500番代を改良再生産、あわせて異端機ともいえ551号機をモデル化いたしまし
た。
定電圧ヘッドライト、発光ダイオ-ドテールライト、動力はフライホイール付両軸モーターによるTAギヤを採用。平成11年当時の天賞堂製品の標準的な装備。