初期製造の1号、6号機と、最終増備車の12号、13号機を原型にして、鉄道模型化しました。
ED78形は、奥羽本線・福島~山形間の交流電化に合わせて投入された交流電気機関車です。板谷峠での運用を前提にされており、耐寒耐雪構造と強力な牽引力を持っています。また、路盤の悪い仙山線での運用も考慮し軸重切替装置等を採用していることも特徴の一つです。
ED78形は1968(昭和43)年10月より奥羽本線、福島~山形間に登場し、同区間の旅客・貨物列車に使用されました。
当初9輌が製造されましたが、1970(昭和45)年には空気ブレーキ関係等を変更した2輌が増備され、1980(昭和55)年には主電動機や運転室側窓等が変更された2輌が増備されました。この2輌は国鉄として最後に製造された交流電気機関車でもありました。
福島~山形間の改軌により仙山線へと移りましたが、貨物列車の減少により2000(平成12)年に全廃となりました。
今回は、初期製造1・6号機と最終増備車12・13号機をプロトタイプとして模型化いたしました。