牽引力を重視したため、中高速域の加速力が劣っていたEF60形の歯車比を変更し、高速特性を向上させたものがEF65形電気機関車です。高速運転に対応するブレーキ装置を装備したEF65形500番代から、特急客車用P型を鉄道模型化しました。
EF65形電気機関車の外観および走行装置は、EF60形と大きくは変わりませんが、空転検査装置の追加など制御装置の改善が施されており、平坦線区用の
直流電気機関車の標準形式となりました。昭和40年には、特急牽引機用であるEF60形500番代の装備(カニ22非常下げ回路・客車連絡装置)を受け継
ぎ、高速運転に対応するブレーキ装置を装備したEF65形500番代が誕生しました。500番代は、特急客車用のP型と高速貨物用のF型の2種類があり、
P型は20系客車の牽引に活躍しました。
塗装は一般型と異なり20系に合わせたものにされました。はじめに17台(501~512号機、527~531号機)を製造して、全機を東京機関区に配属しまし
た。ヘッドマークを取り付けたEF65形500番代と20系客車の組み合わせは“ブルートレイン”と呼ばれ、
東京~下関間の花形と言える存在でした。後に、寝台特急が増発され、一般型からの改造により8台が追加されました。
本製品では、500番代として新製されたグループを模型化致しております。