新型連絡船は、昭和29年の洞爺丸事故を教訓に、当時の最新技術を駆使して近代化へ向けて開発が進められました。
これが昭和39年にデビューした「津軽丸」です。全長は132m、総トン数5,300t、ディーゼルエンジンで航海速力18.20ノットを出し青森~函館間を3時間50分で結び、車両甲板には4線が敷設されワム型で最大48両の積載が可能となりました。この津軽丸形には同型船が7隻あり、津軽丸/八甲田丸/松前丸/大雪丸/摩周丸/羊蹄丸/十和田丸が昭和41年までに就航しました。それまでは地味であった船体色も赤や青、黄色といったカラフルな塗色となり、昭和63年の青函トンネル開通に伴う運行終了まで活躍しました。
模型について
今回の模型では昭和40年代初頭の姿を再現しています。当製品の台座にはスピーカーが内蔵されており約2分20秒のサウンドをお楽しみ頂けます。サウンド内容は汽笛、銅鑼、蛍の光となっており汽笛は現在青森港に保存されている八甲田丸から収録、銅鑼と蛍の光は現役当時の音源を使用しています。