姫路市の御立公園と旭川市の旧神居古潭駅で、それぞれ静態保存されている5号機と201号機を鉄道模型化しました。
概要
優美なスタイルを持ち、『貴婦人』の愛称で親しまれている蒸気機関車です。特に1号機や180号機は動態保存のため、知名度も高く親しまれています。 1937年(昭和12年)~1947年(昭和22年)にかけて、一次~四次形まで改良を加えながら合計201輌が製造され、四国を除く全国区で活躍しました。四次型のみ内外観とも変更したため、かなり趣きが異なります。
一次型 |
12-17C形テンダー(C55形の三次型と同一)、従台車は製作時期により、
LT154B型、LT154D形の2種類。 |
二次型 |
12-17形テンダー、従台車は板台枠。 |
三次型 |
12-17D形テンダー、従台車はLT157形。 |
四次型 |
12-17E形テンダー(船底型)、キャブは密閉式。 |
今回鉄道模型化した5号機は、1937年(昭和12年)に製造されました。梅小路機関区から、西日本内に転籍し、1958年(昭和33)にはお召列車の牽引機として活躍しました。
また201号機は、C57形のラストナンバーです。1947(昭和22)年に製造し、北海道ではじめて設置されました。長距離を走るため重油併燃装置が装備されており、ドーム後方に重油タンクを搭載しています。現在は旭川市の旧神居古潭駅に、9600形(29638)、D51型(D516)と共に静態保存しています。