C57形はC55形の圧力をアップ、これに伴いボイラー板を厚し、シリンダー内径の縮小、スポーク動輪からボックス動輪へ等の設計変更により誕生した機関車です。1937年~1947年の間1次から4次型の計201輌が製造されました。
今回製作しました180号機は戦後、再び旅客輸送需要が増大するのに伴い増備された3次型に属し、1946(昭和21)年三菱で製造されました。当初新潟に配属され、1965(昭和40)年新津に移籍し、1969(昭和44)年9月に廃車されましたが、新津市立第一小学校に静態保存されていた180号機は、1999(平成11)年3月にJR東日本大宮工場で復元作業が完了し、一躍脚光をあびることになりました。
復元された180号機は磐越西線新津~会津若松間を中心に〈SLばんえつ物語号〉〈SL磐梯・会津路号〉のヘッドマークを付けて運転が開始されました。