ワキ10000、コキ10000、レサ10000といった高速貨車で組成された1000t貨物列車を、100km/hの速度かつ単機で牽引できる機関車とし て開発された試作機・EF90形を改良の上量産したのがEF66形です。国鉄制式機関車として最強の出力と最高の高速性能を併せ持つEF66形は、外観の上 でも当時の国鉄特急型電車に倣った流線型となり、ひときわ異彩を放っています。
国鉄時代に製造されたいわゆる0番代は、1次型(1-20号機)と2次型(21-55号機)に大別されます。1次型から2次型への主な変更箇所は、電動発電機 の容量アップ、空気バネのベローズ式からダイヤフラム式への変更などが挙げられます。外観では前面窓へのヒサシ追加、前面通風孔の廃止、側面点 検口の位置変更(2エンド寄りから中央へ)などです。
登場後しばらくは貨物列車のみに使用されていましたが、昭和60年に「はやぶさ」にロビーカーを増結したことでEF65形では高速牽引定数が不足する ようになり、EF66形が東京-下関間を走破するすべてのブルートレインを牽引するようになりました。
昭和62年の国鉄分割民営化により901号機および1-39号機がJR貨物へ、40-55号機がJR西日本へと継承され、JR貨物所属機については本格的な更新工事 に伴い、ほとんどの車輌に大幅な塗装変更や装飾の撤去が行われていきました。
- 品番72009:JR西日本商品化許諾済
- 品番72010:JR西日本商品化許諾済
- 品番72011:JR貨物承認済
各製品仕様
品番 |
仕様 |
72007 |
PS17パンタ/LA15型避雷器/排気口2分割
側面点検口位置2‐END寄り/前面手摺小
|
72008 |
PS17パンタ/LA15型避雷器/排気口4分割
側面点検口位置車体中央/前面手摺大
|
72009 |
PS17パンタ/LA17型避雷器/排気口4分割
側面点検口位置車体中央/前面手摺大
JR無線アンテナ/KE70型ジャンパ栓
|
72010 |
PS22Bパンタ/LA17型避雷器/排気口4分割
側面点検口位置車体中央/前面手摺大
JR無線アンテナ/KE70型ジャン パ栓/床下機器・台車灰色塗装 |
72011 |
PS22Bパンタ/LA17型避雷器/排気口2分割
側面点検口位置2‐END寄り/ 前面手摺大
JR無線アンテナ/元空気溜め管/前面飾り帯・ナンバープレート飾り撤去
|