EF56はSG(蒸気暖房装置)を搭載した電気機関車で、1次形は丸みを帯びた優雅なスタイルのボディが特徴です。SG搭載により、冬期に暖房車を連結する必要がなくなりました。晩年は東北本線の荷物列車などに使用されました。本製品は屋上の排気口がY字のタイプで、側面エアフィルターが6枚となっています。
EF59は、電化後も蒸気機関車を使用していた山陽本線瀬野-八本松間の補機に充当するためEF53全機とEF56の一部を改造したものです。後者は種車の製造時期により丸ボディのものと角ボディの車両が存在しました。本製品は丸ボディのEF56からの改造車で、2エンド側に施されたゼブラ模様や連結器周りが特徴です。