昭和34年11月に登場したEH10形直流電気機関車牽引、チキ5000形コンテナ貨車によるコンテナ特急「たから」が汐留駅-梅田駅間に登場し、好評を得たことからコンテナ列車の運行を全国へ拡大することになりました。
編成での運用を前提にしているチキ5000形に、ヤードなどでの組み替えを行えるようデッキ、手すりを設け、車上でブレーキを扱えるようにしたのがチキ5500形(称号改正後はコキ5500形)です。
昭和45年までにコキ5000形からの改造編入も含め3,146輌が製造され、コンテナ専用列車のみならず有蓋車、無蓋車などと混じって一般の貨物列車にも使われました。