模型サイト いちかわのWorld Railway 第19回 Virgin Super Voyager Class221(イギリス)

天賞堂製品ミュージアム

いちかわのWorld Railway

はじめに

"Welcome to this program"
"This is Takumi Ichikawa"
"Hello again!"
"How are you?"
"And, How was your hobby life??"
"Folks, please read here all the way through"

"Who controls the past controls the future."
"Who controls the present controls the past."
By George Orwell (1903-1950)

"November ready, ha-ha…."
"I know the autumn means a lot of things to do of all this."
"Now, Tell us association with you have with Autumn?"
"・・・・・・・・・・・・"
季節はすっかり秋本番。
このプログラムを開いたあなたにとっては、どのような今を感じ、移り行くこの季節を思い、そして日々の生活をお過ごしでしょうか?
私自身は、改めて"枯葉の季節だな!"と感じ、何事も、メランコリーな雰囲気の中で、本当の意味でクリエーティブに過ごせる、ベスト・シーズンであると感じている昨今です・・・。
読書の秋、芸術の秋、文化の秋、そしてスポーツの秋などと、人それぞれにこの季節を満喫していることと思いますが、これらの秋にあきたら、夏の間(いや〜それ以前から?)に溜め込んできた多くの模型でも改めて眺めなおし、車両ならば、レールを引き、思い思いに、お気に入りの模型での運転を行うことも良いでしょう!
また、工作派のあなたは、"きっと作る!"と意気込んで買い求めた数々のキットでも、秋の夜長にじっくりと腰を据えて取り掛かれば、必ずや!きっと完成できるはず。
とにかく、それぞれにこの秋を過ごし、私たちと共に模型趣味を楽しみましょう!!
さて、今回で第19回目となりましたこのプログラム、いちかわのWorld Railroadでは、前々回の号(第16回目)に続くイギリス鉄道、その車両をレポートします。
あの回を春頃にアップしてから、本当に多くの皆様より、ご意見やご感想の数々を頂きました。
(→有り難うございました。)
そんな中、"今のイギリス鉄道について知りたい!"といった声も予想を上回る程、耳にしまして、私自身は、これらの熱い声援に対し、可能な限り迅速で、何事にもおいても直接の風に触れ合うというマイスピリッツから・・・
また、折しも、遅れて取った夏休み休暇と絡めまして、ちょうど2ヶ月ほど前の限られた3日間でしたが、この国の訪問を再度行い、数々の風に吹かれて、いろいろな地方に足を運び、多くの人々とすれ違い、見聞きし、そして時間の許す限り鉄道を利用してきました。
帰国の後、長年予定され続けていました、イギリス型模型の完全な新製品が突然入荷したため、今回のテーマは、以上の自然な成り行きから、熱いうちに紹介したくなりまして、以下の会社、その最新鋭車両を最優先に選びました。その会社名は・・・・・
"Virgin"
日本国内においても、一般的に、このロゴを最近、 "よ〜く"見かけ、お馴染みの方々も多いはず。
街中にあるCDショップのVirgin・Recordや飲料水のVirgin・Coke、そして航空機による国際線の運航会社の一つとなっているヴァージン・アトランテック(Virgin・Atlantic)航空等など・・・。
いや〜かの地、イギリスの国内全土においても、このロゴ、このブランド、まじめに元気一杯でしたよ。
(※今更、Virgin抜きでは、イギリス国内の鉄道について語る!なんていうことなど難しい状況でした。) ということで、今回につきましても、私なりの視点からのみで、大変恐縮ですが、このプログラムの許す限り、精一杯頑張って、この筆を進めて参りますので、最後までどうぞ宜しくお付き合い下さい。
それでは・・・・・

Let's Reading!!

第19回目 Virgin Super Voyager Class221 (イギリス)

1.イギリス体験記

いつもですと、CONTENTS①では、紹介する国々の基礎的なデーターの確認よりスタートしておりますが、すでにこのプログラムの第16回目にて、紹介済みのため、今回は割愛し、イギリス国内の体験記を二つ、小見出し形式でまとめてみました。
ただし、以下の事柄は、あくまでも私自身が訪れた旅の間に、見聞き、味わった物事であるため、お読みになられたあなたが、実際にこの国を訪問した場合に、必ずや同じような体験を受け、感想を持たれるとは、限りません。(参考程度にして下さいね)

(1) 食文化の変化(in London)


私は、ロンドンにこれまで4度訪れました。始めの2回程は、正直申し上げて、恥ずかしながら、地形の東西南北すら十分に分からず、現地語(英語)も全くと言っていい位使えず、相互理解など程遠い状態でした。ぽ〜と日が射したのは、その後。自己の足を運び続け、幾多の災難とストレスを真正面から受け、自分なりに努力、こだわり、回避した甲斐がありました。
今回も納得のいく完成度ではないのですが、とにかくこの都市の風に若干でもなれました。
さて、21世紀を迎え、ロンドンの街の雰囲気も変化しました。食文化で一番目についたのは、近年日本の都市部においても飛躍的に数を増やしている、Coffee Shopの存在です。(例のスター○○○○や○○○○などが中心)
元来、英国=紅茶という概念は微塵の存在も感じられず、忘れたかのように、いたるところにこのチェーン店があり、今や人々(主に若者)のアフタヌーン・ティ的な存在のようです。
(注)地方はまだまだ・・・・こういっちゃなんですが、紅茶文化が中心でした。ご安心下さい!)
次に、日本食の代表選手? 回転寿司がすでに進出し、イギリス人、特にビジネスマン達のランチメニューの一端を担っておりました。
ちなみに、すし飯本体は、少々バサバサした種類のお米が中心のようです。
聞くところよれば、"日本食は健康的で、体がリフレッシュする"との意見多数。
しかしまあ〜、生のたこやイカを彼らが抵抗なく、醤油に浸し、口にしているこの姿・・・少々ミステリアスに感じてしまうのは、多分私のみではないはず。
近いうちに、店内から"お愛想〜"などという日本語が聞こえてくるかもしれませんよ。

(2) 列車内からのエトセトラ・・・


今回の旅では、限られた日数を自分なりに有効活用するため、この旅のベースキャンプは基本的にロンドン市内としました。
前回のこのプログラム(第18回目・500系新幹線編)にて紹介した0系新幹線をYorkの国立鉄道博物館内で、よーく見学した後、島を縦断するかたちで、どんどん左に進みSheffield(シェフィールド)やビートルズの生まれ故郷でもある、LiverPool(リヴァ・プール)などの地方都市も数箇所訪れてきました。
各地各都市共に、首都・ロンドンとは、一味もふた味も異なっており、それぞれに人々の息吹を感じました。
移動中の各列車内で、気がついたその1は、携帯電話の普及率の高さと共に、私たちならば、決して話続けないであろう車内通話。とにかくピーピーザワザワと終始騒がしく、おしゃべり文化を経験しました。
(※こう感じること自体、日本人なんだ〜と改めて我を思う。
ただ、私自身はこの間、うただねしつつも、ネイティブスピ—カーらの発する言葉をヒヤリングの練習材料とした○○!)
その2・・・
途中、一時的に首都・ロンドンに舞い戻るために、とある駅より、Midland Mainline(ミッドランド メインライン)社所属のIC125列車内での一幕。
イギリスの鉄道、その多くは、他の欧州各国同様、一部の駅を除いて、改札にて乗車券の確認は行わず、発車した後、各列車内にて、車掌が検札する約束となっている。
IC125の列車が動き始めた。その後、すぐに、"Ticket、Please!"と威勢が良く、元気一杯な明るい女性の声が車内全体に響き渡った。(車掌さんが来た。)
私と同じ駅より乗り、1ボックス先に座った初老の男性、どうやらこの日には乗れないはずの週末限定切符で、この旅をスタートさせたみたい。(乗った直後から不自然な様子!?)
早速、先の女性車掌さんに見つかり、改めて正しい切符を購入するように指示され始めた。
NO!NO!と否定的な語彙をまくし立て、ぐちぐちと言い訳や文句と言い続けるありさま。
そして、驚くことに、この車掌さんが女性だからとセクハラもどきの単語も含み始めた。

一瞬たじろき、後ずさりもした車掌さんでしたが、次の瞬間からは負けておりません。
鉄道の約束、切符の規則から話し始め、社会や人間としてのマナー等々、納得してもらえるように冷静かつ沈着な口調で語り続けておりました。(この間約20分)
それでも、NO!NO!NO!等の文句を会話中に挟むこの男性。
車掌、ついに、堪忍袋の尾が切れた。
"次の駅で警察に突き出す!から覚悟しなさい!"
・・・。
次の瞬間、時を合わせるかのように、前後の牽引機関車(Class43電気式ディーゼル車)もさらなる加速のため、エンジン音を上げました。
結局、その後・・・
この男性自身が恐れをなし、先ほどまでの口調は嘘のように消え、ほとんど無言に近い状態のままで、渋々!?正しい切符の受け取りのため、自己の持っていたV○S○カードを素直にこの車掌さんに渡したのは、自然の流れでした。
ここまでお読みいただかれたあなた自身は、どのような感想を抱かれましたか? ・・・・・・・・。
実際、すぐそばでこれらの光景を垣間見た私の意見や感想としましては、確実にこの男性自身の行動が悪い。しかも、相手が女性であるからと、卑劣極まりない言葉を発する義務があるのか・・・と。
そして、大いなる疑問としては、確かに、近年のイギリス鉄道の切符はややこしく、大変理解に苦しむシステムですが、なぜ?彼は、初期の段階にて、有効な切符か?どうかまずは、尋ねなかったのでしょうか?(どう見ても、現地の人です。予め乗車駅の窓口でもできるはず。)
そして、その後、私自身は、これらの一連のやり取りをもう一段深く掘り下げて考えてみました。
今回も含め、これまで見聞き、体験してきたすべての経験則を単純に表せば、欧米社会はある一面において、自分なりの言葉を持ちつつも、厳格な一定の社会ルールを守るということになります。
幼き頃から、雄弁と朗読の訓練を受け続け、例え他人と異なっていても、正々堂々とそれぞれに自己の考え方や意見を持ち、問いかけられた場合には、まずは、率直に、正直な答えを前面に出す姿。(問いかけを行った者のほとんどは、肯定的な心構えでスタートさせる)
勿論、暗黙で認知済みの社会的なルール、その本質より大きくズレていた場合においては、それらのマイナス要素を受けた者らが、明確に誤った箇所を冷静かつ沈着に指摘し、納得と理解を求め、後においての修正を施す。(※修正不可能な場合は、厳格なルール下にて、制裁の実施)
わが国・日本のような、だんまり(沈黙)文化、そして、万事をいい加減に済ます的な発想や流れは、21世紀の今日でも、この社会間においては、ほとんど存在していないのかもしれません。
きっちりとやる(言う)べき事柄は、可能な限りで完璧に行い、伝える。
それ以外の多くの点については、ある意味、人間臭さを重点に、各個人に自由気ままにさせる、やらせる肯定的で寛大な心。
(P.S)
私自身は、先で登場しましたこの車掌さんの職業的な責任感の強さを、帰国後の今でも、特に印象的に感じております。
紹介したこれ以外の時々でも、人それぞれでしょうが、程度の差こそあれ、個々の志が高いようです。
もう一度、日本に住んでいる私たち自身も、この志に戻る時かもしれませんね。
"Hitch Your Wagon To a Star!!"

2.Virgin社とは?

Virgin(ヴァージン)と聞いて何を思い浮かべますか?
語彙の意味を調べ、赤ら顔になった方も多いかもしれません。
音楽鑑賞ファンは、近所のレコード屋(古い表現ですいません)とイメージしたり、海外に出かけられた経験を持つあなたは、各地の空港にて、この名前を飛行機の機体などで見た事があるかもしれません。(※2003年現在・8カ国20路線網を維持)
いずれにしても、大変目立ちますよ〜ね"Virgin"。
さて、私自身がこの名前を知ったのは、2度目のイギリス旅行の時。旅行代理店に置いてある、パンフレットを眺め、検討していた時でした。
当時噂には聞いていたが、BA(British Air Ways=英国航空)と真正面から挑み、幾多の攻防を受け、結果として、ヒースロ
—空港にて、雁字搦めの離発着枠を勝ち取った唯一の企業。
そして、この企業の出発点となったのは、驚くところ!先にて紹介した異業種のレコード屋からであり、レコード屋の株を売って、航空産業界進出を展開した冒険心旺盛な企業。以上のみ。
その後、この企業の社長、Richard Branson(リチャード ブランソン)氏自身が書いた自伝の書籍が、わが国にても同時発売され、それを見つけ、購入し、熱心にすべてのページを開き、読んだのは偽りなき当時の私。
(詳しい内容は、左写真の本誌をお読み下さい!)
さて、この髭社長、かなりの親日派の方のようです。
合わせて、現在も日々行われて続けているイギリス鉄道の改革、そのキッカケと参考にしたのは、驚くところ日本、その鉄道組織。
利用した東海道新幹線車内にて、ひしひしと自国の鉄道との大きな差を彼自身が感じたようだ。
あれから約10年。
数々の困難な嵐を掻い潜り、現在では、イギリス国内各地に向けて、このロゴを付けた多くの列車が行き来しております。(写真は、旧国鉄時代の星、HST列車)
首都・ロンドンの数ある駅のうち、この会社所属の列車が数多く発着しているのは、主にEuston(ユーストン)駅となっておりますが、ここから先の区間においては、縦横無尽に路線網を伸ばし、全国展開で、広範囲な地域間において、積極的な鉄道旅客輸送を行っております。
なお、この鉄道会社名は、Virginと単純明瞭に表されておりますが、実は2つの組織から成り立っております。

1・・ Virgin Train Cross Country(XC)
2・・ Virgin West Coast Trains

1は、基本的に首都・ロンドンを経由せずに、ブリテン島を西から東に横断する路線を担当する組織です。
近年では、上記の区間に飽き足らず、同じグループの列車が運行する、West Coast Line(西海岸本線)や主にGNER社の車両が行き来するEast Coast Line(東海岸本線)の北東部の各エリア内においても乗り入れ、営業を開始するなど、北に南にと範囲をさらに拡大中です。
2は、その名のとおり、ロンドン(Euston駅)を起点に中央イングランド、北ウェールズ、そして西海岸方面にある各都市の各駅を結ぶ電化路線を運行する組織です。
(Glasgow Central, Liverpool Lime street, Manchester- Piccadilly, HolyheadそしてBirmingham New Streetなど)
ちなみに、このEuston駅は、ロンドンにおける初の本格的な長距離列車の発着地として、1837年に開業しました。元々は、  London& Birmingham Railwayという会社のターミナルでしたが、当時のオーナーは、正直、近郊区間の鉄道輸送に対して、前向きではなくて、もっぱら輸送効率の良かった中長距離輸送に重点をおいていたらしい。
その後、この駅舎本体は、1960年代風に改築され、味気のない鉄筋コンクリート姿のまま、今なお現役です。
さて、最後にVirgin社、その鉄道部門の将来について、ホットな話題を一つ紹介しておきましょう。
2003年秋現在も、欧州大陸、そしてドーバー海峡から延びてきた路線、その上を走るEuro Star(ユーロスター)列車のイギリス側ターミナルは、あの!London Waterloo(ロンドン・ウォータールー)駅です。
今後も、専用高速新線での営業開始にはしばらくの間、時間が掛かる見込みですが、完成の暁には、これまでのターミナルを変更し、ロンドンの数ある駅のなかで、最も駅舎の外装建築が美しいと位置づけられているあの!駅、St.Pancras(セント・パンクラス)が連絡駅となる予定です。(ただ今、大工事中=左写真参照)
さて、最近ここにVirginの列車が乗り入れ、さらに欧州大陸の連絡輸送計画案が具体化してきました。
これまでも"チャレンジ!チャレンジ!!"と数々の改革を成し遂げてきたこの会社、その鉄道組織。
いったい明日は、何に挑戦し、個々の世界を変化させていくのか?!
今から真面目に楽しみですね〜。
(Don't Miss it!)

3.Virgin Class221の実車基礎知識

Virgin社が誇る最新鋭ディーゼル機関車です。
Cross Country(XC)路線の非電化区間の近代化を推し進めるため、2002年より導入が開始され、現在では、この会社の担当する路線上において実際に活躍する姿を見られ、乗れます。
今回の旅では、York 〜Sheffield間、約45分の短い時間でしたが、乗ってきました。
車体全体の雰囲気と内装のデザインは、最近の欧州大陸の車両並みで、従来、英国型車両の持っていた独自のイメージを完全に覆しております。(※塗装がJRの成田エクスプレス風にも感じた私。)
以下にその時撮影した数々の写真と、全編成表を紹介しておきます。(どうぞ参考にして下さい。)

Class221DMU主要諸元

●製造 Bombardier Transportation
●製造初年 2002年
●編成数
(製造数)
44編成(217両)
●編成内容 5両固定編成(振り子機能付き)
●車体構成 鋼鉄製
●車体寸法 長さ 23.85m
幅  2.82m
高さ 2.73m
●客室用扉 可動式片開きドア
●座席配置 1等車 1+2
2等車 2+2
●エンジン カミンズ社製
☆1800rpmで750hp(560kw)出力
●最高時速 125mph
●ミニ・メモ 1・・第1編成(101F)は、2002年2月、ベルギー・フランス両国内のTGV区間にて、本格的な走行確認(振り子機能等)のため、報道公開を行った。
2・・同一車体で4両編成のClass220(振り子機能なし)もある。(在籍数・34編成136両)
▼先頭車両共通"Virgin"ロゴ
▼振り子機能装備付台車
▼1両目(112F T1 60362)
▼2両目(112F T2 60762)
▼3両目(112F T3A 60962)
▼112編成専用のネームプレート
▼4両目(112F T3B 60862)
▼5両目(112F T4 Club Class Coach 60462)

★Super Voyger Class221全編成表

T1
60350〜
T2
60750〜
T3 A
60950〜
T3 B
60850〜
T4 Club Class
60450〜

編成番号(愛称名)
101 (Louis Bleriot) 60351+60751+60951+60851+60451
102 (John Cabot) 60352+60752+60952+60852+60452
103 (Christopher Columbus) 60353+60753+60953+60853+60453
104 (Sir John Franklin) 60354+60754+60954+60854+60454
105 (William Baffin) 60355+60755+60955+60855+60455
106 (William Barents) 60356+60756+60956+60856+60456
107 (Sir Martin Frobisher) 60357+60757+60957+60857+60457
108 (Sir Ernest Shackleton) 60358+60758+60958+60858+60458
109 (Marco Polo) 60359+60759+60959+60859+60459
110 (James Cook)60360+60760+60960+60860+60460
111 (Roald Amundsen) 60361+60761+60961+60861+60461
112 (Ferdinand Magellan) 60362+60762+60962+60862+60462
113 (Sir Walter Raleigh) 60363+60763+60963+60863+60463
114 (Sir Francis Drake) 60364+60764+60964+60864+60464
115 (Sir Francis Chichester) 60365+60765+60965+60865+60465
116 (David Livingstone) 60366+60766+60966+60866+60466
117 (Sir Henry Morton Stanley) 60367+60767+60967+60867+60467
118 (Mungo Park) 60368+60768+60968+60868+60468
119 (Amelia Earhart) 60369+60769+60969+60869+60469
120 (Amy Johnson) 60370+60770+60970+60870+60470
121 (Charles Darwin) 60371+60771+60971+60871+60471
122 (Dr Who) 60372+60772+60972+60872+60472
123 (Henry Hudson) 60373+60773+60973+60873+60473
124 (Charles Lindbergh) 60374+60774+60974+60874+60474
125 (Henry the Navigator) 60375+60775+60975+60875+60475
126 (Captain Robert Scott) 60376+60776+60976+60876+60476
127 (Wright Brothers) 60377+60777+60977+60877+60477
128 (Captain John Smith) 60378+60778+60978+60878+60478
129 (George Vancouver) 60379+60779+60979+60879+60479
130 (Michael Palin) 60380+60780+60980+60880+60480
131 (Edgar Evans) 60381+60781+60981+60881+60481
132 (William Speirs Bruce) 60382+60782+60982+60882+60482
133 (Alexander Selkirk) 60383+60783+60983+60883+60483
134 (Mary Kingsley) 60384+60784+60984+60884+60484
135 (Donald Campbell) 60385+60785+60985+60885+60485
136 (Yuri Gagarin) 60386+60786+60986+60886+60486
137 (Mayflower Pilgrims) 60387+60787+60987+60887+60487
138 (Thor Heyerdahl) 60388+60788+60988+60888+60488
139 (Leif Erickson) 60389+60789+60989+60889+60489
140 (Vasco da Gama) 60390+60790+60990+60890+60490
141 (Amerigo Vespucci) 60391+60791+60991+ 欠番+60491
142 (Matthew Flinders) 60392+60792+60992+ 欠番+60492
143 (Auguste Picard) 60393+60793+60993+ 欠番+60493
144 (Prince Madoc) 60394+60794+60994+ 欠番+60494

(参考文献)British Locomotives Multiple Unit & Coaching Stock 2003
(Published by NREA)

4.Virgin Class221の鉄道模型製品について・・・






模型ファンの皆様大変長らくお待たせしました。
ここまでのすべてをお読みいただいたならば、今回紹介しているこの会社と車両についてのことは、ある程度の知識を持たれ、ご理解なされたのではないでしょうか?
さて、このVirgin221型の鉄道模型製品は、中国BACKMANN社製造のBRANCH−LINEというイギリス型専用のブランド名の完全なる新製品で、2003年秋より発売が開始されました。
実は、数ヶ月程前には、同一車体の220型(振り子機能なし)も発売されていたのですが、何分、何のギミックもなく、日本国内においてもその存在に注目していた模型ファンは、少数であったように感じております。
では、以下に具体的なレポートをします。
品番は、#32−625で221型の第30編成を模型化。
(編成愛称名は、Michael Palin) 
セット内容は、実車どおりの5両編成となっており、運転台が付いている前後の車両(2両)と中間車両(3両→内1両はモーターの入った動力車)です。
車体全体は、1/76(OOゲージ)というイギリス型独自の大きさとなっておりますが、実際に模型を掴んでみると、これまで触れてきた、他のイギリス型よりもかなりの小ぶりと感じ、正確なスケール感を持つ、欧州大陸型のHO(スケ−ル=1/87)とほぼ同じ感触感です。
屋根上の各部品、車体全体の塗装、そして事細かに表現された多くのこれらのマーク類は、本物と見間違える程の雰囲気。
台車廻りのモールドと走行性能も大変良くなり、おまけにカーブ(曲線)に入れば、車体全体が内側に傾く、振り子機能付。
勿論、前後の各ライト類もLEDにて点灯します。
ただし、残念な箇所も2つありました。
まずは実際に動かす時に車両を繋ぐ時のパーツです。
左写真のような棒状の小さな連結器をそれぞれ、個々に車体側の受け部品に入れなければならないという作業が必要。
常時、編成を並べていられる環境下ならば問題ないでしょうがいちいちこれを行うならば、多分、将来において、紛失や破損といった問題も発生するのではないだろうか。
そして、先ほど車体全体の塗装については、高い評価を述べましたが、その内側については、残念ながら、これまでの同社においての一般的な組み立て方法でした。
同じような時期に新発売した、兄弟的な存在である、天賞堂の500系新幹線は、オールはめ込み部品にて、車体を構成し、将来における修理作業の簡素化まで考慮した完成品でしたが、このSuper Voyger221型模型製品に関しては、そのほとんどの面が接着剤を使った処理での方法であり、また、新品を購入したにも関わらず、本来確実に点灯して欲しかった前後の明かりも、私が手にしました商品は、内部において、ハンダが取れており、点灯しませんでした。
多くの模型製品、その製造元となっている現在の中国ですが、まだまだ精度の面では、十分ではないのかもしれません。
最も、今回のこの商品のみならず、一連の海外発注の過程においては、結果として、プロデュースする側(発注主)が持っている長年培われ、築き上げてきた" もの造り"に対するこだわり、その技術力の差が大きく影響し、完成の暁には現実的な姿と形で現れるようです。
単純に動かして楽しむのならば、製品化されて本当に嬉しい限りの私・・・・・Dream Come True!!

◎製品紹介
★BACKMANN社・BRANCH−LINE

品番#32−625
Virgin Super Voyger Class221 5両セット
¥27,300(税込)

※他に品番#32−600 Virgin Voyger Class220 4両セットの振り子機能なし(Non Tilt)の製品も発売中です。
(尚、恐縮ながら、2003年10月の段階では、在庫僅少につき、すぐにお求めになれない場合もございます。天賞堂までリクエスト下さい!)

終わりに・・・・・(End of this Story)

いかがでしたか・・・・・・?
今回の第19回目では、イギリス・Virgin社が誇る最新鋭車両であるSuper Voyger221型をベースに、実際に体験したイギリス旅行の話題なども加え、いろいろな角度より、可能な限りでご紹介させていただきました。
ご興味は沸きましたか?
時は、刻一刻と確実に移り変わってきております。
帰国の後、日本国内のテレビ放送を何気に見ていると、ロンドン名物の一つである、あの赤いダブルデッカー、その旧タイプ(車掌乗車)のバス達(最盛期約 2900台所属)も、社会情勢の変化と法律改正等により、1995年以降急速に その数を減らしているとのこと。
古いものを大切に・・・といった英国人気質も、昨今の大きな変革の社会情勢下では、もはや太刀打ちできなくなっている流れなのかもしれません。
最後に先で紹介した、髭社長の名言を紹介し、今回の連載を終えたいと思います。
Nothing ventured,nothing gained.
We could all change the world.
明日からも私自身、好奇心旺盛に、地球上にある鉄道、その模型を求め、東西南北に向かって元気に走り続けます。(どうぞご期待下さい!)
"Thank you very much for your read here all the way through"
"It's a great honor for me to write this program, I do think"
"Relax With Model Railways!!" (All contents wrote by Takumi Ichikawa)

いちかわのWorld Railway

《この文章に登場する鉄道模型は、主に当社で扱っている商品ですが、連載の中には扱っていない商品もありますので、あらかじめご了承ください》

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