模型サイト いちかわのWorld Railway 第26回 SJ X2000(SJ2000/X2)(スウェーデン)

天賞堂製品ミュージアム

いちかわのWorld Railway

はじめに

Welcome to this program.This is Takumi Ichikawa.How are you? How’s your Hobby life? Anybody, all aboard on the program.
In order to be irreplaceable one must always be different.
【By Coco Chane】

連日続いた雨模様の時期も明け、いよいよ7月。皆様いかがお過ごしでしょうか?
前回の第25回目を書き終えて今回のアップ迄、長らく開店休業中のままで、結構な月日を経てしまい、連載を心待ちになされていた方々には先ずはお詫びを申し上げます。
前作を書き終え、ホームページ上にアップした時点での私は、天賞堂モデラーズルーム新宿店におりました。
ただ、誠に残念ながら、ご承知のように、新宿という地にて約38年の間に天賞堂直営の支店としての営業をし、多くの皆様より暖かなご支援を賜っていました同店も、2012年5月15日付でファイナルとなり、既に閉店から1年以上の月日が経ってしまいました・・・「光陰矢の如し」
その後の私は、入社時の出発点である銀座本店3階に約22年振りに戻り、以前にも増して、日々色々な模型を扱っておりますが、昨今は特に“日本の模型業界程、元気一杯で、多種多彩で様々な模型製品が相次いで続々と新発売され、また世界各国より魅力たっぷりの輸入品が数多く店頭のショーケース内を華やかに楽しくさせているところはほとんど無いように感じております。

本日、心機一転!!
久しぶりに続編をアップします!!

・・・・とここに誓いの宣言を致します。
さて、今回の第26回目の“いちかわのWorld Railway”では、これまでの連載にて嘗て1度も紹介した事の無い国の事の鉄道車両&模型製品についてガイド致します。
今回の模型製品やそれに関する全ての項目については、私自身、真面目に長年に亘り、この場にて皆様にご提供ができるように暖め続けていた熟成のネタ。
情報が満ち溢れる昨今の社会間では、その多くは、瞬時に表れ、そして消えるような、以前にも増して、とても寿命が短い流れではありますが、この場に書いた文面に関しては、いつの時代であろうとも天賞堂のスタッフが書いた最高水準の内容でありたい。
“変わらぬ味”を心の底から大切にし、守るべきところは守り抜き、時勢に合わせる時には潔く合わせ、変えるところはよりよく変化させていく気構えと責任感。
今回の連載につきましても、私なりの感覚や視点を主軸として書き綴っていきますが、ページが許す限り、精一杯頑張ってこの筆(タイピング)を進めてまいります。
どうぞ最後までお付き合い下さいますように・・・・
それでは・・・・Let’s Reading!!

第26回 SJ X2000(SJ2000/X2)(スウェーデン)

“Dancing Queen“

先日、久しぶりに自宅の書斎の整理をしていたところ、そのとある山脈?からこの曲が入っているCD(コンパクトディスク)が出て来ました。
ふと懐かしさを感じてしまい、アルバムを丸ごと聞いてしまいました。
このコンテンツを見て、開口一番に“一体全体何なの?”とお感じになられる方も数多くいらっしゃったかもしれませんね。
今回紹介していく、この国、北欧・スウェーデン王国が世界に誇った“ポップ・ミュージックの完成者”であり、また“スウェーデンのビートルズ”とも称されている1945年4月~1950年4月生まれの男性2名+女性2名のミュージシャン、ABBA(アバ)が1976年に歌った1曲。
グループ名の由来は、メンバー4名の頭文字ですが、スウェーデンに古くからある魚の缶詰のメーカー名では無かったようです。
ある日、同グループのマネージャー氏が書類に書き込む時に適当にイニシャルを並べた事がキッカケとか。
(元々は、Björn&Benny, Agnetha and Anni-Fridという長いグループ名)

彼ら彼女らが生まれた順番に4名の名前を紹介しますと・・・・
1、Björn Ulvaeus (ビョルン・ウルヴァ―ス:1945年4月25日生)
2、Anni-Frid Lyngstad (アンニ=フリッド・リングスタッド1945年11月25日生)
3、Benny Andersson(ベニー・アンダーソン:1946年12月16日生)
4、Agnetha Fältskog(アグネッタ・フォルツコグ:1950年4月5日生)

同グループが活動していた当時、アグネッタとビョルン(1+4)、ベニーとアンニ=フリッド(3+2)はそれぞれが夫婦であったので、健全なアーティストとしての安心感を大衆に向けて確立していたようで、歌声を聴く者の心を捉え、この事は世界に飛躍する足がかりを強靭なものにする事が出来た。
30~40年前、1970年代半~1980年代初頭の時代の伝統的なモダン・ポップ・ミュージックの歌い手の多くが英語圏(英国人やアメリカ人)であったこの世界で、グループとしては8年に亘る長い活動期間を維持し、最も成功を収めたのは意外にも【非英語圏出身】のABBAが唯一の存在。
シングルとアルバムの総売り上げは3億7,000万枚であり、世界で最も売れたアーティストには余裕のランクイン。
”MammaMia”や”The winner Takes It All”の曲も良いですね!!
1983年に突然活動を停止し、事実上は同グル―プの解散となったが、今年(2013年)5月6日には、首都・ストックホルムには、”ABBA THE MUSEUM”が開館され、当時を懐かしむ多くの愛好家らが連日訪れているようで、私も、将来にはチャンスを見つけ、是非ともこの博物館には訪れたいと考えております。 (http://www.abbathemuseum.com/)

スウェーデン王国&体験記

コンテンツ1では、世界のABBAについて簡単に書き綴ってみましたが、この国についての基礎知識の習得を始めましょう!

●国名:
konuugariket Sverige(通称:Sverige)
Kingdom of Sweden
スウェーデン王国
●首都:
Stockholm(ストックホルム)
●国土面積:
約45万km2(449.964km2)
●人口:
約924万9.000人
●国歌:
Det Gamla,det Fria(祖国よ、自由よ)
●国花:
Convallaria majalis var majalis(ドイツ・スズラン)
●民族構成:
スウェーデン人(約85%)、フィンランド人(約5%)他
●主要言語:
スウェーデン語
●主要通貨:
スウェーデン・クローナSvensk Krona(SEK)
ミニメモ
最新の情報等々についてはスウェーデン政府観光局にて知る事も出来ます。
http://www.visitsweden.com/

私が北欧・スウェーデンを訪れたのは今から数年程前のちょうどこの時期。
“北欧・首都3か国を巡る旅”と称された全日程を各旅行者が独自に計画をして自由気ままに動けるもの。
先ずは、デンマーク・コペンハーゲンが玄関口でして、次はノルウェーの首都・オスロという都市を堪能し、その後このストックホルムという首都に降り立つ一連の旅路でした。

北欧3か国と一色譚にまとめてしまう見解が私たち日本人にはありがちですが、国ごとに微妙に異なる風(雰囲気)がそこかしこに吹いており、各都市の街角において実際に生で感じ取りました。
コペンハーゲン(デンマーク)は見る物すべてがドイツ風であり、人々の話す言葉も何だか?ドイツ語の様に聞こえ、北欧のドイツ風。
オスロ(ノルウェー)は首都にも関わらず大変のんびりとした時間の流れで、ゆったりと自分自身の時間を満喫できるのが大変魅力的に感じ、豪州のオーストラリア風。
今回ご紹介のストックホルム(スウェーデン)はテキパキと人や物がとても正確に回っており、大変几帳面ではありますが、他方では遊び心と実用性を忘れないセンスも維持をし、仕事と遊びが均一なバランス取りが行われているのを感じ取りました。
これらの事は、この国の人々らによって高い国力が長年に亘って維持されている証とも判断をし、同国を代表とするVOLVO(ボルボ=自動車メーカー)やIKEA(イケア=インテリアメーカー)等々の企業組織が独創的でハイレベルな製品やサービスを今なお世界に向けて生み出し続けている姿に感銘を受け、現地での体験によって十分に納得をしました。

デザインや遊び心という面での一例を挙げれば、ストックホルム市内のとある地下鉄駅のホームの天井です。
地下という空間はいずれの都市も余り変化が無く、無機質で暗いイメージを持つ事が多いのですが、この国では全ての地下鉄の駅構内ではありませんが、多くのホーム上にて色鮮やかなペイントが施されており、違っておりました。
市庁舎・ガムラ・スタンそして大広場等々の、所謂、観光名所にも勿論訪れ、時々現地の方々に尋ねたが、その返答の殆どが素朴でありながらとっても親切。非英語圏の同国ですが、しっかりとした異国の言語での返答も帰ってくる。
総人口約925万人という為、少人数制の教育も徹底し、幼い時から英語教育も十二分にオリジナル語と併用し、施しているようですが、教育方針の根底については、「スウェーデン人である前に、地球人である。地球に生を受けた人間として、私達はどのような行動をとるべきなのか」と小学生の頃から各生徒をグローバルな視点に立たせ、自らを思考する能力を育てています。

【追記】
折角、ここまで前向き(ポジティブ)な同国の魅力を書いてきましたが、他方、大変恐縮ながら現地の生の状態を皆様に知って頂くのも均一なバランス感覚の維持と判断し、所謂【負】についてもこのコーナーの最後に紹介しておきます。
我が国、日本のみならず、北欧・スウェーデンにおいても少子高齢化は避けて通れない流れとなっており、また引き続いての高い国力の維持と福祉の充実という観点により、消費税を我が国と単純に比較してみれば、驚くところ5倍(※2013年6月現在は一律25%で、食品類は12%の優遇処置?)の率が掛けられております。
一例では、世界的に有名な黄色いあの“M”のマークが目印のファーストフード店での価格にも勿論、反映をされており、日本国内で通常はワンコインの価格で味わえるハンバーガー類も、旅立つ前に小耳に挟んでいたように、何らかのパックやセットにするとすぐに軽く¥1,000は超えてしまうのは嘘のような本当の話でした。
1950年以降~他国に先駆けて、長年様々な国々からの移民を受け入れる政策を行っており、実際に積極的なこの政策は約20数年の時(1970年代)を経て終了した模様ですが、その後も若干は続いているようで、首都のストックホルム等々の大都市圏では地域によっては所謂、我々が思い描く北欧人とは毛並や肌の色、そして顔立ちの異なる人々も多くいました。
実際、私も同都市の地下鉄や近郊電車にも可能な限り乗り続け、周辺地域の町や村にも足を運びましたが、列車が走る場所が移り変わると、どこからともなく不自然な動きをする若者が複数人表れ、そして車内を巡回し、“Give me a money”(←何故か?英語)と乗客たちへの問いかけに来て、一時真面目に不愉快になったこの時の記憶が蘇ってきました。

また、Stockholms centralstation (ストックホルム中央駅)には左写真のような警告ポスターが構内の場所に貼られており、私もこの貼物を見た時には一瞬顔色が変わりました。
そして特に、同駅から長距離列車が数多く発着する朝夕の時間帯には先程の地下鉄の車内と同じように、どこから来た者なのかは分かりませんが、いかにも隙あれば風の物腰と鋭い目で獲物を求めて、周囲の列車利用の乗客らに対して物色し続けているグループ(※この時)が毎日毎日同じ時刻に見受けられました。
ここも海外です。
旅先での無防備な振る舞いは、時や場所によっては、一瞬にして楽しいはずの旅の予定や思い出も色あせてしまう恐れがある事を、私もこの駅の構内にて再認識をさせて頂きました。
日本のように“水と安全はただ"ではありません。
ただ、そう言っているだけでは、各自の世界観は広がりません。
必要以上のリスクを背負う旅は是非とも避けて頂きたいと切願もしておりますが、“Experience is Valuable“(経験は宝)を口ずさみながら、世界各地に目を向け、訪れ、様々な経験をしていきましょう!

SJ X2000(SJ2000/X2)鉄道車輛

X2000(X2)と聞いて、少しでも海外の鉄道車輛や模型に興味をお持ちの方、または仕事か?観光か?何らかの用事で実際にスウェーデンを旅され、列車を利用した皆様にはどんな車輛か?すぐではなくてもある程度の色や姿そして形についてはあなたの脳裏に浮かんでくると思います。
このX2000(X2)という列車は、1990年9月より首都のStockholm(ストックホルム)中央駅を起点に、第二の都市のGöteborg (ヨーテボリ)間、約456㎞を結ぶ為に導入された北欧諸国で最初にデビューした最高時速210km/hの高速列車。1990年の運行開始時は6両編成(機関車+1等車×2+2等車×2+2等ビストロ車×1)。
実際の最高速度は200Km/hですが、森と湖が日本のおよそ1.2倍以上各所に点在し、カーブや勾配が数多く続く在来線を主に走る為に平均時速は150Km/h程。
その後、X2000の列車需要の高まりによって、首都から国内の各都市【南西のGöteborg(ヨーテボリ)以外では、南のMalmö (マロメ)と北のÖstersund (エステルシンド)方面】等々を結ぶ主要幹線への国内運行だけでなく、2001年1月からはオアスン海峡線の開通によって隣国・コペンハーゲン(デンマーク)への直通運転が拡大した事によって、1998年までの追加発注分を含めれば専用機関車のみで44台【※2012年12月までの広深鉄路(新時速号:広州東~香港・ホンハム間で運用)へのレンタル車を含む】もあり、またこのX2000の専用客車は総数231輌も製造されたスウェーデン鉄道(国鉄)屈指の代表的な看板列車であります。

欧州型の高速車輛としては大変珍しい編成内容で、片側は機関車となり、中間には専用客車を2~5輌挟み、そして最後尾は運転室付きの制御車輛という所謂プッシュプル(ドイツならばペンデルツーク)で、全車輛が車体のサイドにコルゲートの波打ちがあるオールステンレス製。
また先程書きましたように走行する路線網の殆どの区間でカーブが随所に連続するお国柄。
これら、曲線走行時には客車のみですが、車体傾斜機構の搭載を本格採用し、 スピードアップを実現化。この振り子システムは、ABB社(現: Bombardier:ボンバルディア)の前身であるASEA社が約20年の歳月をかけて開発した独創的な機構で、“X15プロジェクト”として、先ずはこの当時の国鉄が所有をしていた2~3輌編成の3種類のX15型電車を使って、1973年~1982年の間に数多くのデータ収集を行い、続く1987年にはX15-4型車輛との間に、今と殆ど仕様が変わらないX2000の中間車(車体帯グリーン色)を1輌入れての最終確認後、1989年8月18日には、 X2(2001)+UB2(2801)+UB2X(2501)の3両のファースト編成の完成を契機に大量増備への流れとなった。
ちなみに、X2000を使っての国内最高時速については、1993年7月21日に両先頭が機関車で、中間に3両の客車を挟んだ特別編成が276.3km/hを達成。
(編成:X2 2016+UA2G 2730+URA2 2617+UA2G 2731+X2 2017)
X2000編成の車体傾斜機構は、昨今の世界各国で数多く導入され、振り子式の代表選手的な存在のイタリア鉄道のペンドリーノ方式とは異なり、台車枠とリンクで結ばれた振り子梁とボルスターとの間に油圧シリンダーを設け、傾斜時に車体に届く信号を読み取り、油圧シリンダーを作動しながら車体を傾けて走行する仕組み。先頭台車に設けた振動加速度感知装置が曲線進入を自動的に検知し、この信号を油圧シリンダーに送る事によって強制的に車体傾斜するが、機関車自体は振り子を行わない為、機関車側と先頭客車間で応答速度にズレが生じるとの指摘も出ている。
この車体傾斜の機構は全て台車内に上手く内蔵しており、雪の侵入防止や寒冷地対策については万全である。
台車の軸箱についてはゴムサンドウィッチ式軸箱(シェブロン支持)という機構で、元々は英国のロンドン地下鉄の車輛で採用されていたもの。
ゴムと数枚の鋼板を積層しているブロック型で軸箱を支持させ、これらの前後のゴムの硬さを柔らかく調整した事によって、曲線通過時には車軸が常に曲線の中心を向き、軸箱の変化を容認した構造となっている。
1990年9月のデビューから2005年迄はこのステンレス車体をベースに、白、青、黒という外見の装いで長らく活躍をして来ましたが、その後、SJ(スウェーデン鉄道)の営業新戦略の“理由のあるシンプル”、所謂“列車を運転している我々や車輛が常にスポットライトを浴びるように目立つのでは無く、我々の用意した列車に乗るお客様がその時々によって個々に引き立つべき”とのコンセプトから、スウェーデン人のデザイナーにより、Malmö(マロメ)工場にて全面的な改装更新工事が実施された為、現在運用に就いている全てのX2000車輛の外装はクールグレー色が中心となりましたが、他方、客室内は一転“木の温かみ”を最大限重要視したレイアウトの配置となっており、北欧・スウェーデンを象徴しております。
デビュー以降、長い歳月に亘り活動をしてきている同列車群ですが、客車に関しては、時々の運用の増減や編成内容の組み換えによって、車体の基本構成には塗装以外での変化はほとんど生じていませんが、等級の変更により、座席数や内装レイアウトについてはいくつかのバリエーションがあります。
2000年5月12日には、スウェーデン・ヨーテボリに本社を置いた列車運行会社Linx AB社が、SJ(スウェーデン鉄道)と NSB(ノルウェー鉄道)との間に折半で創設され、翌年の1月より航空機輸送の対抗を目的とした両国間の中長距離輸送の改善を目指した。
このLinx用X2000車輛は、基本が機関車を含めて、5輌編成で構成されていて、大胆な装いの外装色とSifab AB社(スウェーデンのデザイン会社で、後にNSBのSignature車輛も手掛けた)が請け負った北欧的でとてもナチュラルな高級感溢れた内装を施してのデビューでしたが、結局、営業不振や会社内の諸問題の発生等々によって、残念ながら2004年末で解散となり、”Linx”から戻った車輛に関しては編成替えを行い、現行仕様と同じ外装がクールグレー色に更新をされ、通常のX2000列車に含まれて、現在もSJ(スウェーデン鉄道)として活躍中。

ここでちょっとコーヒーブレーク。
私自身、極東の日本国のX2000愛好家を代表として?ストックホルム中央駅構内のSJ(スウェーデン鉄道)乗客案内専用のカウンターにて、この旅の訪問時に“X2000車輛を見に来たのですが、まだデビュー当時の塗色はあるのですか?“と英語を駆使しながら丁寧に頑張って?訪ねてみました。
このカウンターの席にお座りになっていたのは勿論!SJ職員の大変美しい北欧美人。すぐに余り詳しくはないので・・・との答えが返ってきましたが、心優しいスウェーデンの女性。次の瞬間、“この奥にSJ、特に車輛関係に詳しいスタッフがいるので呼んできます”との事。待つ事・・・約数分、いかにも私たち日本人が想像するような立派な北欧体格で、口の周りはこれまた頼もしく、その上しっかりとお手入れがなされている髭モジャ×2の男性職員が出て来ました。
早速、先程と同じ内容の質問を率直に尋ねてみれば、“残念ながら今のX2000は他のRc6等々の機関車と同じようにクールグレーに変わっている”との事で、むしろ、クールで美的センスのあふれる車輛達を見た方が良いと薦められ、彼からは“日本には、新幹線のような沢山の素晴らしい列車があるよね。何故?君はX2000をここまで見に来たの?“とも逆質問をされてしまい・・・わずかでしたが、少々、異国の地で”鉄“話が盛り上がってしまいました。
例え双方の持っているオリジナルな言葉が異なっていても、共通の言語(この場合は英語)が操れれば、人間間の有意義で楽しい交流が生まれる場面が多々あり、場合によってはお互いの知識等のアップに繋がりますね。
本題に戻ります。
北欧スウェーデンX2000車輛の大成功は、デビューからわずか1年後には周辺諸国のみならず世界各国へ向けて、製造会社との強力なタイアップによって積極的な売り込みの営業活動へ進んでいきましたが、結局はオリジナル仕様での各国への本契約は果たせずに、唯一X2000の最終編成のみは、香港と中国本土との連絡列車として約10年の長期レンタルがなされたが、2012年末に全車両が返却済み。
現在のX2000は最も高いランクの” Snabbtåg”と称された2車種に含まれ、X2列車編成を使用したものは、SJ X2000として、主に輸送需要の多い幹線系路線(6~7輌編成)のみでの営業運転が中心となっている。
もう一方のX55という新型車輛は、中距離向けに製造されていたスウェーデン鉄道の新型X50~54電車を2010年に優等列車仕様に変更したものとなっており、SJ3000とされ、X2000が運行をしていた時には輸送力が過剰気味で旅客需要が少ない、所謂各地方の路線区間へ主に投入されている。
同車は近い将来に、250km/hの高速新線での運行が予定されているが、まだまだスウェーデンの看板列車は勿論!このX2000である。

【SJ X2000個別車輛ガイド】

☆Drivenhet X2(X2動力機関車)
形式名:X2000(X2/SJX2000)
営業最高時速:210km/h
電気方式:AC15kV 162/3/AC25kV 50Hz
レール幅:1435mm

車体全長:約17,65m(17.650mm)
車体幅:3.08m
車体高:3.80m
(集電装置含む:4.25m)
列車編成:7両編成時1L6T
重量:18.25t 軸配置Bo’Bo’
連続定格出力:3260KW
製造総数:44台
 
☆Manovervagn(X2運転台付き制御客車)

形式名:UA2X/ UA2NXK(1等)
UB2X/UB2NXK(2等)
※CUB2XFK(広深鉄路時)
車体長:約22m(21.980mm)
約22.5m(22.447mm)
車体高:3.80m
製造総数:45輌
 
 
☆Sittvagnar
(中間客車:2701~2745、2801~2886、2901~2922)

形式名:UA2/ UA2K(1等)
UB2N/UB2NK(2等)
※CUB2FK (広深鉄路時)
CUBS2FK(広深鉄路時)
車体長:約25m(24.400mm)
車体高:3.80m
製造総数:162台
 
 
☆Servicevagn(BISTRO客車:2601~2624)

形式名:URA2/ URA2G(1等)
URB2/URB2G/URB2K(2等)
車体長:約25m(24.440mm)
車体高:3.80m
製造総数:24台

【備考】※形式名称の末尾Kはコペンハーゲン 直通対応可能車輛


※写真は全て現行色

【SJ X2000 時代別編成表】



作図作成:須藤直樹(本店3階スタッフ)

【SJ X2000 各国への貸出時の詳細 】

1,1991年7月10日~31日には欧州のスイス連邦鉄道へ1編成5輌レンタル
(車輛番号:SJ X2 2003+UB2 2803+UA2 2709 +URB2 2604 +UB2X 2503)

2,1992年10月~1993年1月迄は、北米・アメリカ合衆国へ1編成6輌を貸し付けて、旅客運行組織のAmtrak社のNortheast Corridor(北東回廊)のNew York City(ニューヨーク市)-Washington. D.C(ワシントン.DC)にて実際の営業列車として運行。
車体各所にはAmtrakのロゴを貼り付け、また機関車のパンタグラフはこの路線の運行の為に大掛かりな改造を受け、専用品を装備。
尚、同時期には、短期間であれ、Amtrak社へ売り込みを行っていたDB(ドイツ国鉄)所属のICE1とのし烈な売り込み合戦は有名な話。
その後1995年5月中にはX2000 ナショナルツアー列車として各地を巡り、非電化区間の走行では各地でディーゼル機関車を動力源として連結し、隣国のカナダ連邦にも入った実績がある。
(車体番号:SJ X2 2013 +UA2G 2718 +UA2G 2719+URA2G 2609 +UA2G 2810+ UA2X 2511)

3,1995年4月23日~6月18日迄は、豪州オーストラリアのNSW(ニューサウス・ウエルズ)州営鉄道の”Country link”へX2000の専用機関車は抜きで客車3輌のみをレンタルし、同鉄道所属のXPT(英国HST125ベースの機関車)を特殊なデコレーション専用牽引機として使用し、Sydney (シドニー)~首都のCanberra(キャンベラ)間を2か月の間にデモ営業した。
(車体番号:SJ UA2X 2520 +URA2 2620 +UA2G 2819)

4,1996年にはスウェーデンの隣国・ノルウェー国鉄へも1編成5輌がレンタルされ、後年NSB(ノルウェー国鉄)がデビューさせたBM71/73型高速電車の完成の基礎を作った。
(車体番号:SJ X2 2037 +UB2FK 2858 +UB2FK 2859 +UBS2FK 2915 +UB2X 2538)

5,1997年~2007年にかけては、香港(ホンハム駅)~中華人民共和国(広州東駅)本土を結ぶ広深鉄路の“新時速(シンシースー)”号という名称の列車として1編成7輌を長期レンタルしたが、スウェーデン鉄道の慢性的なX2000列車不足(※特に客車)により、昨年2012年12月には全車両一括で返却され、リフレッシュ工事後には、生まれ故郷にてようやく営業運転を開始する予定。
(編成内容:X2C+CUB2FK+CUB2FK+CUB2FK+CUB2FK+CUB2FK+X2C)

★主な参考文献
X2000 Enklare an Flyget.Snabbare an taget(SJK)
Svenska Lok och Motorvagnar1991(SJK)
PASSENGER TRAIN JOURNAL 1993年5月号(Interurban Press)
地球の歩き方 北欧2008~2009年版(ダイヤモンド・ビッグ)
地球の歩き方 世界の高速列車(ダイヤモンド・ビッグ)
地球の歩き方 世界の高速列車Ⅱ(ダイヤモンド・ビッグ)
地球の歩き方 ヨーロッパ鉄道の旅(ダイヤモンド・ビッグ)
JTBキャンブックス 世界のスーパーエクスプレス(JTBパブリッシング)
世界の高速鉄道(著者:佐藤 芳彦)(グランプリ出版)
鉄道ファン2002年12月号(交友社)
旅の指さし会話帳30 スウェーデン語(岡戸紀美代著)(情報センター出版局)

SJ X2000(SJ2000/X2)車輛の鉄道模型A to Z

模型ファンの皆様、大変お待たせしました。
ここまで、しっかりと各コーナーをお読み頂いた方々は、すでにこの国の基礎的な知識とX2000車輛のイロハ(と愛?)は十分にご理解なされ、あなた自身の身近なものとなっていると思います。

X2000のHO(1/87 Scale レール幅16.5㎜)鉄道模型製品は、この度Jeco社が完全新規で発売をしたプラ製品がこの世でのファースト・リリース品では無く、本物が登場してからの約23年の内に、トータルで4度【※】発売されてきている。(写真は右からHeljan製、Jeco AB製金属、Jeco AB製プラ製の順番)
今回は、市場に供給された順番に各模型製品を手元に置き、時には眺めながら詳しく紹介をしていきます。
尚、2000年頃,当時のRoco社がDBAG(ドイツ鉄道)の高速列車の一員であるICE2列車をこのSJ X2000風に塗り替えて、雰囲気重視で販売をしたこともあるが、同製品は完全にICE2車体の流用品の為に実車と大きく異なる為、この場での紹介は割愛します。

1、Heljan製X2000模型

実車が1990年9月に本格デビューを果たしたが、この登場時期とほぼ同じくして、模型ストラクチャーキットを主に製造&販売をしているスウェーデンの隣国・デンマークのメーカーである”Heljan”(ヘルヤン)社が、当時出来うるプラの射出成型技術を駆使し、完成をさせた。

元々、この模型は、本物を製造したメーカーや関連企業&SJ(スウェーデン国鉄)関係者へのノベルティ・アイテムとして特別配布がなされたが、一時、スウェーデンの交通博物館でも少量販売したとの事。【裏付け:以前、当社の直営店が舞浜イクスピアリ内にあった時に、お店に立ち寄られたスウェーデン旅行者(現地人)らより直接伺った事があり、口頭で複数人から確認済み】
模型は登場時の外装色(白、青、黒)のみで、ラインナップとしてはX2000 機関車、中間客車(1等)、中間ビストロ車、そして運転台付き制御客車の4種と一応一通りの形式は揃っていた。
この機関車の動力源は,今なお長年国内外の多く模型愛好家の方々にご愛用頂いている『天賞堂のパワートラック(WB31 10.5mm)』で、標準で2個搭載がなされており、1990年当時としては台車本体内にスッポリと収められるこの形態が異国の地で驚きと絶賛の上で受け入れられていたとの事。勿論、実車同様に、機関車には振り子機能はありませんが、客車については、床板への台車取り付けに工夫がなされており、曲線の通過時にはしっかりと角度に合せて車体が傾くというリアル感だけは再現。
尚、車体本体はプラ製ではありますが、ステンレス車特有の塗装は全く施されておらず、前後の先頭部塗装(白)、窓周り(黒)そして側面の上下の青帯のみは各色で塗られていますが、ステンレスに関してはグレーのプラ成型のままで、後年変色がしてしまう恐れもある為、現地の模型ファンらは、ご自身でシルバー塗装を行っている率がとても高い。
勿論、昨今の輸入製品では標準搭載がなされているべき電装関係(前尾灯や室内灯)や座席などのインテリア類は全て省略ですが、元来はノベルティ・アイテムとしての提供品であるが故、配布した時を考慮しても上手にまとめられている模型ではないのでしょうか。
今なお現地の“Tradera”のオークションサイトではほとんど見かける事は無いのですが、編成単位で出品がなされた時にはまずまずの額で落札がなされています。(最新のJeco社製品が発売されたが、全くといって良い程に見ません)

2、Jeco AB製X2000模型(初代:金属製)

2001年11月に製品化の告知がなされ、ようやく2005年頃に限定発売をした、Jeco AB社がDJH社(英国)及びROCO(オーストリア)とのタイアップでまとめたあげた基本3輌セット(限定120セットのみ)の韓国製品である。
車体と床板、台車枠は全てホワイトメタル(ソフトメタル)という金属がベースですが、メッキ下地に塗装&特殊デカールの2本立てで登場時の爽快な外装を再現。車体の重量はとても重く感じ、窓の表現はインテリアが全く無い為、ポリカーボネート素材をバキューム成形で形作り、スモーク塗装で処理。
走行部分のパーツ類や連結器は全て定評のあるオーストリア・ROCO社のICE2製品からの供給部材。試しに手持ちの5輌編成(基本+増結中間車2輌)での走行も行ったが、重量の割にはスムーズな走りを見せています。
勿論、前照灯、尾灯の電装は標準搭載となっていますが、残念ながら、機関車搭載のパンタグラフは当時のJeco社のオリジナル部品ですが、ある程度しっかりとした架線を張っている環境下ではなければバネ圧が強すぎてそのままでは上がり気味。
こちらは現地のオークションではめったに出品されず“超”一級の貴重品!!

【製品リスト:未発売品分も含む】
価格(SEK)
●X2000-A10 基本3輌セット(直流2線式アナログ)
12,500SEK

【セット内の車輛番号:SJ X2 2001+SJ 2725 UA2G+SJ 2522 UB2X】

●X2000-B10 基本3輌セット(交流3線式アナログ)
未発売
●X2000-B11 基本3輌セット(直流2線式ESUデジタル搭載)
未発売
●X2-bistro X2000 Bistoro(ビストロ)中間車
3,750SEK
●Styck mellanvagn 1Klass SJ2726 UA2G
未発売
●Styck mellanvagn 2Klass SJ2836 UB2F
未発売
●Styck mellanvagn 2Klass SJ2860 UB2FK
未発売

※結果として、X2000-A10 基本3輌セットとX2-bistro X2000 Bistoro(ビストロ)中間車以外は、予定品のまま発売されずに今に至っているようです。

3、Jeco AB製X2000模型(最新型:プラ製)

“いよいよ期待の最新作の登場です”
2013年7月現在は、当店及び当社のインターネット通販サイトにてのご購入が可能で、私も心よりお薦めをし、勿論!初めて銀座に届いた後には長らく発売を心待ちにしていた流れによって、我ながら・・・ガマンが出来ずに?!早速購入をしたX2000の模型製品。
今回は基本セットと増結中間車ともにデビュー時と現行色の各2仕様が設定され、増結中間車輛は各種有り、多種多様な編成を楽しめます(※現行色は初めての製品化)
先ずは何と言っても、この製品を設計した者の意向と熱意の表れなのでしょうか?量産のプラ製品でありながらも車体側面はシャープなコルゲート表現の彫刻と塗装がかなり良い水準をキープし、先頭車輛前面下部の微妙な曲線感もいい感じ。
そして、最も驚いたのは、数多くある近年の中華人民共和国(China)製造の製品群で、このX2000模型の各車体の組立に関し、ガラスパーツ類を含めても一切接着剤は使われておらず、全ての部品がスナップ・オン方式の為、車体の分解&組立がスムーズに行える事。
当社が嘗て発売し、今なお中古市場では大変好評な、あの新幹線500系車輛の製品以来の組み立て方式に、不思議と嬉しさが込み上げてしまい、各ユーザーの勇気とやる気、そして挑戦する前向きな心構えさえあれば、このSJオリジナル仕様以外の各種バリエーション(例:アメリカ・Amtrak社レンタル時やLinx社塗装等々)も作製できるはずですので、私もいつの日か?挑戦してみたいと密に考えて、店頭から消えない内にもう1セット増備をするかを真面目に検討中。
勿論、前照灯とインテリアは標準装備で、機関車にはDCC(デジタル・コマンド・コントロール)用のピンとスピーカー受けは搭載済み。
バックの運転時には、テールライトが SJ特有の点滅をするようになっているのも楽しさをさらに満喫させています!
追って、X2000製品を購入した皆様が待ち望んでいるBistro車の販売も本年9月頃の予定がされており、単調になりがちな高速列車の編成美がまた一つ面白くなる事請け合いでしょう。
セット内容と可能な限りの写真で魅力をご披露します。


【モデル・テクニクス=実際の模型車輛のサイズ】

☆Drivenhet X2(X2動力機関車)
車体全長:22cm
車体幅:3.4cm
車体高:4.5cm(パンタ上昇時:7.2cm)
台車ホイルベース:3.5cm




☆Manovervagn
(X2運転台付き制御客車)
車体全長:26cm
車体幅:3.4cm
車体高:4.5cm
台車ホイルベース:3.4cm



☆Sittvagnar(中間客車:2701~2745、2801~2886、2901~2922)
車体全長:28.5cm
車体幅:3.4cm
車体高:4.5cm
台車ホイルベース:3.4cm



【Jeco X2000製品リスト】 ≪基本4輌セット(※全て直流アナログ2線式のみ紹介)≫
◎X2000-A110 X2000 旧色
【車輛番号:SJ X2 2005+SJ UB2 2835+ SJ UB2F 2855+SJ UA2X 2525】
◎X2000-A111 X2000 現行色
【車輛番号:SJ X2 2040+SJ UA2k 2740+ SJ UB2 2836+SJ UB2X 2523】
◎X2000-A112 X2000 旧色
【車輛番号:SJ X2 2039+SJ UA2G 2720+ SJ UB2 2822+SJ UB2X 2522】
◎X2000-A113 X2000 現行色
【車輛番号:SJ X2 2029+SJ UA2G 2821+ SJ UB2 2825+SJ UB2XK 2519】
現地価格:各3.885SEK(天賞堂価格:¥58,000+税)

≪増結中間車輛≫

デビュー塗装
現行塗装
◎X2-A406
UB2N-2905
◎X2-A412Bistovagn
URB2A-2907※2
◎X2-A407
UB2-2709
◎X2-A413 UB2N-2905
2klass
◎X2-A408
UA2G-271
◎X2-A414 UB2-2709
2klass
◎X2-A409
UA2G-2716
◎X2-A415 UA2G-2715
1klass
◎X2-A410
UB2-2703
◎X2-A416UA2-2716
1klass
◎X2-A411
Bistrovagn※1
◎X2-A417 UB2-2703
2klass
 
◎X2-A418 Bistrovagn
Version1※1

現地価格:各495.00SEK(天賞堂価格:¥8,100+税)
【備考】※1=2013年7月現在は未発売
※2=現地価格545.00SEK(天賞堂価格:¥9,000+税)
Jeco AB web site: http://www.jeco.se/default.asp?qsLang=swe

終わりに・・・・・

如何でしたか・・・・・?
今回の第26回目では、北欧・スウェーデンの看板列車であるX2000に関し、現地取材と共に可能な限りこの車輛の イロハを探りながら綴ってみました。
原稿を書き終えて、ふと身近にある天賞堂模型部が創立50周年を記念して発刊した”Tenshodo Book1949-1999”の書籍を何気に見ていたところ、1961年に当社がFULGREXSA(フルグレックス)社との初めての取引のキッカケとなったのは、意外にもスウェーデン型の模型製品。
当時、国鉄の近郊列車を牽引していたSb形1306号機という蒸気機関車で、天賞堂が日本国にて製造をし、同国へ100台も輸出をしていた事を知り、天賞堂の長い歴史の1ページを知る。
今回紹介の車種、取引の相手、その内容は少々異なってはおりますが、約半世紀の時(52年)を超え、同国のメーカーと天賞堂との間で直接のお付き合いが再開した事は、良い意味での何かのご縁を感じたのは嘘偽りの無い感想で、感無量な気持ちを精一杯感じております。
明日からも私自身、好奇心旺盛に、地球上にある鉄道、その模型、そしてこの分野より広がる様々な事柄を求め、東西南北の各地へ向かって走り続けます。
どうぞご期待下さい!!

“Framtiden tillhör dem som inte ser tillbaka”
“Thank you very much for your read all the way through”
“It’s a great honor for me to write this program, I do think”
“Relax With Model Rail Ways!!”
(All Contents wrote by Takumi Ichikawa on 1st July 2013)

いちかわのWorld Railway

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