大胆に磨かれた美と究極の精度マニュファクチュール・ゼニスは、1世紀半以上に渡り、完璧さを求めて時間を作り出してきました。 1865年、ジョルジュ・ファーブル・ジャコの熱意により、高級時計の中で最も神話的なマニュファクチュールの一つが誕生しました。未来を夢見る22歳の若者であったジョルジュ・ファーブル・ジャコは、時計製造のマニュファクチュールというコンセプトそのものを最初に作り上げた人物でした。時計製造職人を同じ一つの屋根の下に集め、暖かさと光とを確保することで、時計製作に集中して取り組める環境を整えたのです。時計職人の腕、ラテン語の「マニュス」が、「マニュファクチュール」という言葉の語源になっています。
ゼニスと天賞堂には90年以上にわたる歴史的なパートナーシップがあります。 1902年(明治35年)、天賞堂はスイス、ラ・ショー・ド・フォンのホテルの一室を事務所とし、日本からの駐在員を置いて精力的にスイス製時計の輸入販売を行っていました。そこで天賞堂は日本の総代理店として、ゼニスを日本の庶民に紹介しました。
“ゼニット”を「世界的優越を公認されたる」と謳う大正15年のアサヒグラフ掲載の天賞堂の広告
天賞堂の倉庫で発見されたユリス・ナルダンとゼニスの名が入った未使用文字盤
最近、その縁をあらためて示す“物証”が発見されました。それは、天賞堂の倉庫に長年ひっそりと眠っていたブランド名入りの時計の文字盤です。
このことがきっかけに後にゼニスと天賞堂のコラボレーションモデルが生まることになります。
(上)発見された文字盤(下)ゼニス クラス・エリート 天賞堂130周年記念モデル