鉄道模型趣味人口の多い、この国の状況を表しているようで、実車が走り始めた翌年より、ドイツ国内の主な模型メーカー各社より、いろいろなスケールにて発売され、今日においてもそのほとんどが継続販売されています。
ひとまずは、以下にそのラインナップを書き出しましたので、一緒に確認してみましょう!
ゲージ名 |
スケール |
ブランド名
(メーカー名) |
備考 |
Z |
1/220 |
Marklin社 |
|
TT |
1/120 |
Tillig社 |
1997年より発売。 |
N |
1/160 |
Fleischmann社 |
|
Minitrix社 |
|
HO |
1/87 |
Marklin社(Trix) |
メルクリン製品は、AC(交流)3線式です。Trixブランドの製品は、DC(直流)2線式です。どちらも基本的に、前後の専用機関車は、フルサイズですが、中間に入る客車は、1/100のスケールです。
|
Fleischmann社 |
※前後の専用機関車は、フルサイズですが、中間に入る客車は、メルクリンよりも若干長い1/93スケールです。 |
G |
1/22.5 |
LGB(レーマン)社 |
遊び心一杯でいろいろなバリエーションを発売中。(例・ICEのAmtrakカラーなど・・・・・) |
・・・・というようにいろいろとあります。
さて、今回は、上記のラインナップの内、私たち日本の模型ファンにとっても一般的な直流2線式の電源システムを使っている、フライッシュマン社の製品を取り上げます。
まずは、左にある写真3をごらん下さい。
ICE1の基本セットとなっているのは、編成前後に付く機関車2両です。
車体は、当然ながら一体成型のプラスティックにて、構成されており、前面のスマートさと合わせて、美しい塗装が実車の持っている雰囲気を豊かに再現しております。(写真4参照)
一方のモーター車は、専用のダイキャストフレ−ムをベースに、フライシュマン独自の片動力方式。スパーギア連動のトラクションモータータイプで、動輪には、欧州型模型の標準的なゴムタイヤを装備。フル編成にての長時間運転も可能となっている。
パンタグラフからの集電もでき、前進と後進時には、ライト関係ももちろん点灯する。
とても素晴らしい製品のひとつであります。
さて、次に客車について見ていきましょうか。
正直申し上げて、先ほどの先頭車ともども製品の精度は高く、サイドの窓ガラスの平面性には、特に驚きます。
ただ、一部の面において残念な箇所もあります。
せっかく機関車がフルスケール(1/87)なのに若干のショートスケールという点です。
そして、車体サイドに表現されたドア廻りがタンポ印刷にて処理されているため、実車と少々異なった印象を受けます。
何とか上手い処理方法は、無かったのでしょうか?
製品の発売ラインナップは、本物と同じように1等車、2等車そして食堂車があります。(要後半参照)
基本セットをお求めになった後、ユーザー各自の趣味環境等により、編成の長さに変化が付けられますので、お好みの数両にて、お楽しみ下さい。
なお、この製品も実車と同じように、DB(旧西ドイツ国鉄時代=絶版)とDBAG(現・ドイツ鉄道)のそれぞれのコーポレートマークがあります。すでにお持ちの皆様は、どちらでしょうか?
私は、勿論○○○○ですよ。
☆FLEISCHMANN社
ICE1の製品ラインナップ
●基本セット(両端の動力車)
- #4440K
- DBAG
- #4450K
- DBAG(スイス乗り入れ車)
↑
※パンタグラフが1車両に2個です。
新品参考価格 各¥44,100〜¥46,200(税込)
●ICE1の専用客車・・・・・長さ282mm
- #4441
- 1st Klasse(Avmz801.8)
- #4442
- 1st Klasse(Avmz801.0)
- #4443
- 1st Klasse(Avmz801.4)
- #4444
- BORDRESTAURANT(Wsmz804.0)
- #4445
- 2nd Klasse(Bvmz802.0)
- #4446
- 2nd Klasse(Bvmz802.3)
- #4447
- 2nd Klasse(Bvmz802.0)
- #4448
- 2nd Klasse(Bvmz802.8)
- #4449
- 2nd Klasse(Bvmz802.6)
※参考・12両編成とする時は、#4446(2 Klasse)をダブらせる。
新品参考価格 各¥8,150〜¥8,925(税込)です。