今からちょうど2年程前、堅実かつ渋めなラインナップで通の鉄道模型ファンの心を離さない製品を生み出し続けている、フクシマ模型製作所(東京)より発売された製品です。 元々、この時まで、数回に亘ってオリジナルの国鉄版ED22凸型は、同社より製品化されて来ておりましたが、少量多品種が中心の昨今のご時世。よりきめ細かいファン層に受け入れられるべくとの思いからか?弘南鉄道という仕様での製品化となったようです。
さて、具体的にこの小さな手のひらサイズの機関車をじっくりと見て見ましょう!
車体全体の基本構成は、日本型HO(16番)の定番である真鍮素材の組み合わせです。車体外装のキッチリと塗装された姿と共にタンポ印刷された表記にしばし目を奪われそうな感じ。動力機構は、単行電車や凸型機関車に大変便利で好評なパワートラック・WB26が2つ、台車内に取り付けられており、スムーズな走行を楽しめます。
キャブ内には、ホワイトメタル製の運転台がささやかながら再現され、また、屋根上の繊細なパンタグラフがとてもいい雰囲気をかもし出しております。
さてここで恒例?の車体分解をしてみました。
真鍮素材の組み合わせで構成されていると先ほど申し上げましたが、とにかくハンダが要所要所に的確に使われ、とてもキッチリかつシッカリと流されております。小さい機関車であろうとも決して手を抜かずに、正確に車体を組み上げている!としばし感動し、合わせてフクシマ模型の職人さん達の高度な技術に対し、正直、脱帽の念を抱いた私です。
このコーナーの最後に最新のED221凸型電気機関車の製品ラインナップとそれらの価格をご紹介します。
ED221凸型電気機関車ラインナップ(製造・発売 フクシマ模型)
- ① メーカー完成品
- 税込価格
- ●国鉄ED22
- ¥70,350
- ●一畑電鉄ED221
- ¥72,450
- ●弘南鉄道ED221
- ¥72,450
- ●蒲原鉄道ED1
- ¥72,450
② バラキット
●上記と同じようにそれぞれの仕様で販売中 各¥34,650(税込)
(注)上記の国鉄ED22型のメーカー完成品は品切れとなっており、今現在は、各問屋及び、各小売店の市場在庫のみとなっております。