GINZA TENSHODO SINCE 1979 MODEL TRAIN

 
模型サイト いちかわのWorld Railway 第22回 ジルバーリンゲ客車 (ドイツ)

天賞堂製品ミュージアム

いちかわのWorld Railway

はじめに

“Welcome to this program”
“This is Takumi Ichikawa”
“Hello again!”
“And How was your hobby life?”
“Folks, please read here all the way through”

“Time flies, death urges, knells call, heaven invites, Hell threatens”
By Edward Young(1683〜1765)

“Long time, no see. “
“Hi and How have you been?”
(“=Yes! Everything is going well here.”)
“Very sorry I’ve not written in so long.”
“It’s been almost about 1 year since I wrote issue No.21.”
“Oh, Time and tide wait for no man”
“Wow! Here comes March”
“Frankly speaking, I just too busy with the my original job and others .
“Maybe, I don’t keep the guts to write more about page‘s last year so far.

“But, I received so many customers from good comments, For example……”
“You impressed me as gutsy. I support you opinion in the future“
(Thanks So much. I really appreciate your wonderful message.)

“Today, I’m coming back here will do my best in writing about the program.”

“Looking forward to meeting and keep on good contact with you again.
                (↓Below use in Japanese)

という訳で本当にお久しぶりでございます。長らくの充電期間を持ちまして、本日この連載の再スタートです。
この間、世界はもとより我々の日常生活の各所におきましても、数多くの変化が訪れ、不思議と以前にも増して時間の流れが早くなっているようにも感じております。
しかしそのような折にも関わらず、先の英文にても書きましたが、このプログラムを長年に渡ってご覧頂いていらっしゃる皆様方より、直接的、間接的な個々の事情を問わずに、本当に多くの暖かなお言葉と共に、数々の熱烈なご声援を頂きました。冒頭ノッケで大変恐縮ですが、まずはこの場をお借りしまして、感謝申し上げます。(本当に有難うございました。)

さて、はたと暦を眺めれば、2005年も3月となりました。
“2月中に何とかアップします!”などと呑気に申し上げていた私ですが、気が付けばすでに約束の月はとうの昔に過ぎており(2月は28日まで)、突然の新作アップで、たった今このページをご覧下された多くの皆様は、日々店頭にて当方が口にしている例の寒い駄洒落を耳にした時以上に転倒したのではないでしょうか?
(表はまだ寒い。あなたの駄洒落はもっとお寒い? →すいません。)

2005年も例年どおりに玩具及び模型業界の今、そして明日を直に肌で感じることが出来るビックイベントのひとつである、ニュールンベルクのトイ・メッセが先月中に開かれ、その幕を閉じました。
はるかかなたの極東のこの地・日本にて、新しい情報はまだかまだか・・・心待ちになされていらっしゃる皆様も多いと予測しております。(楽しみですね!)それらに関する詳細情報は、追って天賞堂各店の専門スタッフにお聞き頂くように願いまして、今回のこのプログラムでは、再びドイツに戻り、実際の鉄道を利用した場合に必ずや目撃する(乗車可能)であろう車両につきまして、スポットライトを当ててみたいと思っております。

今回の連載につきましても、私なりの視点からで、大変恐縮ですが、精一杯頑張って、熱い気持ちを抱きながら、この筆(=キーボード)を進めてまいりますので、最後まで宜しくお付き合い下さい。それでは・・・・・

Let's Reading!!

第22回目  ジルバーリンゲ客車 (ドイツ連邦共和国)

1.ドイツ連邦共和国について・・・・・

まず恒例のスタートとさせて頂いている、この国の最新データの確認からです。
実際の鉄道そして模型とは全く関連の無い項目に思える節も在るかもしれませんが、より深く、そして広い知識を知り持てば、多分その後においてですが、それまでとは多少なりとも異なった数々の味わいを肌でお感じになられるはず。
何やら見慣れない語彙の並びで、難しそうですがひとまず一緒に眺めてみましょう。 

ドイツ連邦共和国(ドイツ語表現=Bunderepublic Deutschland)
             (英語表現=Federal Republic of Germany) 

首都名 Berlin(ベルリン)
総人口 約8,254万人(首都の人口は約340万人)
人口密度 約230人/1平方キロメートル
通貨単位 €(ユーロ)
国土面積 約35.7万平方キロメートル
(実寸約35.6733平方キロ)
為替情報 1€=約¥135.82(2005年2月中旬現在)
経済
実質GDP成長率
(2003年)
-0.1%
一人当たりGDP
(単位€)
約26.760
インフレ率 約1.0%
失業率 約9.6%
財政収支/GNP -3.9%
貿易収支(単位€) 892.4億
主要産業 自動車・化学・機械・電気・鉄鋼の各産業
主要輸出先 ①EU各国(約55.2%)
内訳=フランス(約10.6%)
アメリカ(約9.3%)
英国(約8.4%)
※日本は第16位(約1.8%)
主要輸入先 ①EU各国(約52.5%)
内訳=フランス(約9.2%)
オランダ(約8.3%)
アメリカ(約7.3%)
※日本は第9位(約3.6%)
人種構成 ゲルマン系主体ドイツ民族他
(在留外国人数約730万人)
宗教 新教約2,800万人
旧教約2,700万人
政治
政体 連邦共和制(16州で構成)
元首 ホルスト・ケーラー大統領
(2004年7月就任で任期5年)
議会 二院制
①連邦議会 598議席(任期4年間)
※超過議席を含め現在は603議席
②連邦参議院 69議席
※各州政府の代表で構成
※(選挙は実施されない)
2005年現在の政党 与党・社会民主党・緑の党/同盟
連議 249+53議席
連参 21議席
野党・キリスト教民主同盟
キリスト教社会同盟
自由民主党
民主社会党
連議 248議席
47議席
2議席
連参 41議席
国防
軍事同盟 NATO(1955年加盟)
国防予算(単位€) 約242.3億
徴兵制度 有 ※18歳以上の男子に9ヶ月

2.ジルバーリンゲ客車の基礎知識・・・・・


今回のテーマを選んでから、各種資料とデータを集め、これらのすべてを読み、理解を行い、 そしてこの場に至るまでの数ヶ月の間は、この事が、一時も脳裏を離れずじまいで正直申し上げて、少々大変でした。
最大の要因は、何といっても言語です。
この車両を具体的に紹介している数々の書籍類、そのほとんどすべてが専門チックなドイツ語であり、見慣れない単語の羅列がとてもた〜くさんありました。
言語学の分類から見た場合、西ゲルマン語派で、低地西ゲルマン語に属する某言語であったならば、どんなにラクだった事でしょうか?

(Q)さて、この言語名は一体何でしょうか?
本文の途中ですが、突然一風変わったご質問をお読みのあなたに問いかけながらも、いよいよこのテーマの本題に橋渡しをして行きます。

この車両の本国での正式な名称を書けば、Silberlingeとなります。
一般に私たちの呼び方は、上記のそのものである場合 (=ジルバーリンケ)と、他方英語圏での読み方の一つでもある“シルバーリンケ”とほとんど濁らないような2つの言い方の主なようです。
実車が初お目見えしたのは、今から約46年前の1959年でした。
この時まで(1950年代のDB)の主力客車群を簡単に調べれば、DRG統合前より引き継いだ各州立鉄道時代の個性豊かな小型の2軸車両と共に、それらよりも若干輸送効率の良かった3軸ボギー車がほとんどでした。
これらは、すでに製造初年から50年近くも経過したような客車であった為、車体本体及び内装類、そして走行装置などはある程度の更新工事は実施されていたようでしたが、勢い急激に増えたこの時代の輸送環境下にはほとんど対処できずじまいであり、後にいくら高性能な新型の牽引機関車を投入しても、目標としている運転速度(※どんなに頑張っても、100km/hが限界)を殆どクリアーできず、そして最大のマイナス要因の一つは、結局のところ、客車の全寸法の割に車体重量が大変重く、長編成化が困難だった為のようです。以上の流れから、完全新規設計の軽量2軸ボギー車の開発が求められ、そして具体的なかたちで実用化の波が訪れた訳です。

まずは、近郊型旅客専用車両の近代化と本線の高速運転の実施(120km/h)を目論んで、UIC-X規格をベースとした、全長26.4m、車高 4.5m、台車間2.5mの無塗装の鋼製及びアルミ合金車体(計14両)がドイツ国内の4メ−カー(Hansa社、MaK社、Wegmann社そして WMD社)で試作され、その後において、各種の試験を実際に行い、本格的な量産車両への中継ぎを行いました。(※その後に登場した量産車両の基本構造も変わらず)

ちなみにこれらの試作客車群は、1960年代に順次時代ごとの塗装を施され(緑→タルキス色)、1両1両の独立したナンバーを持ち、活躍を行っておりましたが、何分試作的な要素が強く、現在は、残念ながら1両( BDn737)を残してすべてが姿を消しております。

さて、今尚“ジルバーリンゲ”とひと括りにまとめられているこれらの客車群ですが、このニックネームのそもそもの始まりは、追って初期量産車として投入された、ステンレス無塗装車体の2等客車B4nb59/59a(後年Bn719/720と区分変更)からであり、側板の表面下部にはあたかも魚肌のような、ざらざらとした特長ある彫刻が施されてからです。(=現在では塗装がなされています。)

2等、1/2等そして荷物室付き2等制御車等々・・・数多くの仲間が1980年までの21年間に製造され、投入し、活躍、そして時代ごとに各種の更新工事が行われてきましたが、驚くところ最盛期の保有台数は、わが国の鉄道車両の中で最も多く在籍していた、旧国鉄(現JR)の通勤電車の代表選手である103 系の約3.000両を軽く超えた5.000両余り。
その為にこの場においては、これらのすべてを詳細にレポートするには全くと申し上げて良いくらいページ数が足りず、誠に残念かつ断腸の思いですが、今回は 1980年に最終増備された2等(Bnrz728)までの具体的なデータを下記の表にまとめてみましたので、ご覧下さい。近年のDBAGは新型車両の導入が盛んなようですが、今後も末永くドイツ鉄道の身近で信頼ある足として、全土を駆け巡って行くはずです。

ジルバーリンゲ客車の形態分類表(2005年3月作成)

形態区分 構体構造名
①(変更後)
構体構造名
②(変更前)
等級 登場初年
(製造両数)
備考
試作車両          
  ABn701 AB4nb58 1/2等客車 1959年(1両) 廃車
  ABn702 AB4nb58a 1/2等客車 1959年(1両) 廃車
  Bn711〜
Bn718
Bn721&
Bn722
Bnb58a〜g

Bnb59/59a
2等客車 1959年〜 1961年
(合計10両)
全廃
  BDnf736
BDnf737
BPw4nf58
BPw4nf59
2等荷物室付
制御客車
1959年(各1両) BDnf737のみ現存
初期量産車両 ABn703
ABn703.1
AB4nb59
(ABnf703)
1/2等客車 1960年〜1961年
(808両)
 
  Bn719
Bn720
B4nb59
B4nb59n
2等客車 1959年〜1967年
(合計2,108両)
初のステンレス無塗装客車
  BDnf735
BDn738
BDn742
BPwnf59
(BDnf735/738
/742)
2等荷物室付
制御客車
1958年〜1961年
(合計459両)
初のジルバーリンゲ用制御車両
高速運転
対応車両
ABnr704
ABnrz704
AB4nfb65
(ABnrz704)
1/2等客車 1965年〜1967年
(414両)
 
  Bn723
Bnr723
B4nrb-64
(B4n-64)
2等客車 1965年〜1966年
(70両)
 
派生車両 Bnrz724
Bnrz724.1
B4nrz65a
(Bnrz724)
2等客車 1969年〜1970年
(180両)
病院車と呼ばれ、客室構造が異なる
電化路線
対応車両
Bnrz725 B4nrzb65
(Bnrz725)
2等客車 1965年〜1966年
(690両)
 
  BDnrzf739
BDnrz739
BDnrzf740
BDnrzf739
(BDnrzb739)
BDnrzf740
(BDnrdzf740)
2等荷物室付
制御客車
1969年(30両)
1971年〜1977年
(310両)
BDnrzf740は非貫通型の運転台

次世代車両
対応車両①

ABnrzb705
ABnrzb706
  1/2等客車
1/2等客車
1959年(各1両)  
  Bnrzb726
Bnrzb727
Bnrzb731
  2等客車
1959年〜1966年
(6両)
全車がBz298型に改造済み
  Bnrzf732   2等荷物室付
制御客車
1976年(2両) Apzf209に改造済み
次世代車両
対応車両②
ABnrz708   1/2等客車 1977年(1両) 更新改造後、形式消滅
  Bnrz729   2等客車 1959年(2両) 更新改造後、形式消滅
  Bnrz734   2等荷物室付
制御客車
1976年(1両) 更新改造後、形式消滅
最終増備車両 Bnrz728 Bnrzb728 2等客車 1977年〜1980年
(101両)
 



☆写真提供:PPL

※参考文献
●月刊Eisenbahn JORNAL(H.Merker社刊) 各号...
●月刊Eisenbahn KURIER(Eisenbahn Kurier社刊) 各号...
●Alba社発刊のドイツ鉄道関連書籍各種 他・・・

3.ジルバーリンゲ客車の模型製品について・・・・・







模型ファンの皆様、長らくお待たせしました。ここまですべての文章を熱心にお読み頂いた方々は、ある程度今回紹介しているジルバーリンゲ客車のイロハはご理解頂かれたのではないでしょうか?

これまで同車が歩んできた歴史が46年程と大変長く、そしてドイツ国内においての所謂“ゲタ電”的な存在である為、欧州各国にある複数の模型製造メーカー、そのほとんどが製品化を行っており、各スケールごとに模型ファンの皆様方らを楽しませております。(Marklin社, Fleshmann社,LIMA社など)

そのような折、今回レポートするのは、昨年末に日本上陸を果たした、ROCO社の最新版であるジルバーリンゲ客車の製品です。実際、私自身が会社に入社した10数年前にもROCO社からはひととおり発売されていましたが、ついに決定版的な存在のものが現れた訳です。

まずは実際に本製品を手に取り、各部を眺めてみれば、まずは外装のパッケージが近年新発売された製品群と同じように一新され、新鮮な印象を受けました。
車体を掴み、細部に目を行き届かせれば、かなり高い水準で細かで小さい部品が付いており、台車側面の彫りも、外装の塗装と合わせて、実車とはほとんど差のないくらいの美しく、素晴らしい姿をキープしております。

尚ここで先ほどの項目を参考とすれば、今回の製品は、やはり一般的なプラ製品の流れから、ジルバーリンゲ客車の中で最大の製造数を維持していた、初期量産車両に属しているものがモデルの対象となりました。

①1/2等=ABn703
②2等  =Bn719/Bn720

追って、実車は数多くのバリエーションがありますので、次はどの時代のどんな姿が模型製品として登場するのか? 興味は尽きません・・・・。

この項の最後ですが、今回発売された製品の具体的な詳細を書きながら、ベストフィットに感じている牽引機関車も紹介しておきます。合わせて、お楽しみ下さい。(→勿論私自身も・・・Enjoy!)

◎ROCO社の製品(2005年3月現在)

①ジルバーリンゲ(銀色車体)
品番#45480 1/2等客車(AB4nb-59)
         車体No.41721
品番#45481 2等客車(Bn4b-59)
         車体No.31283

②ジルバーリンゲ(緑とクリームの塗装車体)
品番#45483 1/2等客車(ABnr2b772-4)
         車体No.50 80 31-34 093-0
品番#45484 2等客車(Bnvz438)
車体No.50 80 22-34 211-9

販売価格 各¥6,300(税込)

終わりに・・・・・(End of this Story)

いかがでしたか・・・・・?
今回の第22回目では、ドイツ共和国にて長らく現役活動をしている身近な足であるジルバーリンゲ客車について可能な限り紹介させて頂きました。ドイツと言えば、看板的存在のICE(インタ−シティエクスプレス)等が専らの人気列車として位置付けられておりますが、他方模型的な感覚で、その場その場の環境下において、自由自在に編成の増減を行える多彩な魅力も捨てがたい気がしてなりません。

最後になりまして、恐縮ですが、今回連載のこのプログラムでは、正式なアップに至るまで、本当に多くの皆様方のお力をお借りしました。(=心よりお礼を申し上げます。) 
明日からも私自身、好奇心旺盛に、地球上にある数多くの鉄道とその模型を求め、東西南北に向かって元気に走ってまいります。(どうぞご期待下さい!)

“Thank you very much for your read here all the way through”
“It’s a great honour for me to write the program, I think”
“I hope you enjoy your visit to the site but if you have any comments, suggestion or addition, I welcome them. Please your comments for the email address”

“Relax with Model Railways!!”

(All contents wrote by Takumi Ichikawa on 5th, March 2005)

《この文章に登場する鉄道模型は、主に当社で扱っている商品ですが、連載の中には扱っていない商品もありますので、あらかじめご了承ください》

御意見、御感想などございましたら下記のアドレスまでお送りください。
shouhin@tenshodo.co.jp

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